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先週の週末の出来事です。
2つの台風の間隙を縫うようにして息子婿宅の棟上げが行われました。 8/31が地鎮祭、9月が土木、基礎工事、そして10月9,10日は棟上げとなりました。 いわゆる、「2バイ4」・・・・(ツーバイフォー)という工法です。 ツーバーフォー工法は俗称で、正式には「枠組み壁工法」と呼びます(詳細は後述) 近年ではこの方式が主流だそうですが従来の工法(木造軸組構法)でもお客のニーズで選択できるようになっていますが、なかなかこの勉強をしようとする技術者が少ないのだそうです。日本独特の技法、工法ですがだんだん廃れゆくとしたら淋しいです --------------------- 先だって土台と足場は組立ってあります 棟上初日は工務店の責任者、監督さんで2人、それに6人にの大工さん(というのでしょうか?)とクレーンOPで一斉に揃って安全祈願をして早速工事開始となりました <主役>クレーンは終始主役です 聞こえる音はインパクトドライバー(ボルト絞め)、クレーンのエンジン音のみ、話し声はこの音に消されて解かりません、2バイ4はパネル組み立てなので人員配置がどうなっているのか、パネルに遮られて下からでは職人さんが2,3人ほどしか見えないのです まして、威勢のいい「カケヤ」の鎚の音も聞こえません。工具としては持ち込んであるようですが使用される気配がありません。 次々と組み立てられる工程を高台に上って覘く程度です(高見の見物) <見て御座る>自宅の解体した塀のうだつ・・・過ぎし世を静かに想え、百年も昨日の如し(藤村) 次々とパネルが吊り上げられますが事前に工場で吊り揚げ用器具が設置してありますので玉掛け技術も不要ではなかろうかと・・・・ 第一日は1階完成まで 二日目は2階部分の工程となりました、天候も良くてほぼ無風状態でクレーン作業も風に煽られることもなく無難に行われて、午后時半から餅まき(当地ではマイノ餅と云います)です。 最近ではあまり行われなくなった行事だそうですがタチマイ(棟上げ)は縁起を担いで行いました <現況>外観はさほど変わっておりませんが建物内では大工さんと電気工事屋さんが毎日働いておられます。 --------------------------------------------------- <ツーバイフォー工法>WEBより借用 ツーバイフォー工法は、アメリカの開拓時代に考案された工法です。 この時代は、誰もが簡単に家を建てられる必要があったため、決まった大きさの材料を組み合わせて、 釘で留めるだけのこのツーバイフォー工法が普及したのです。 現在の1階と2階を構造的に切り離した工法に落ち着いたのもこの時期です。 また、この時期に金物も併用した工法となっていきました。 日本では、明治頃から北海道にこの工法が伝わり、住宅としては明治末期から輸入され始めました。 今のツーバイフォー工法と呼ばれ始めたのは、技術基準が定められた昭和49年頃からです。 つまり、ツーバイフォー工法の歴史は非常に浅いのです。 ◆ ツーバイフォーの構造の特徴 ツーバイフォー工法は、2インチ×4インチの大きさの材料を基準として、 規格の大きさ数種類の組み合わせで、家の骨組みを構成します。 材料の種類は以下です。 ・204(38mm×89mm) ツーバイフォー ・206(38mm×140mm) ツーバイシックス ・208(38mm×184mm) ツーバイエイト ・210(38mm×235mm) ツーバイテン ・212(38mm×286mm) ツーバートゥエルブ ・404(89mm×89mm) フォーバイフォー ※単位はインチですが厳密には異なります の6種類と構造用合板だけであり これらの大きさが世界共通となっているため、材料の大幅なコストダウンが出来ます。 また、基本的には材料と材料を釘で留めて構成するために、比較的作業者(大工)の力量に左右されにくい工法となっています。 木を使う工法なので、木造住宅ではありますが、一般的な木造軸組み工法とは違って柱で家を支えるわけではなく、主に壁で支える工法です。 このように、ツーバイフォーは壁を合板で覆ってしまう工法なので、比較的「揺れにくい」工法と言えます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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