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まず購入してきたのはしっくい4kg、コーキング・・・
説明をよく読んで作業開始です。 シックイのことで初めて知った事は 1.主成分は消石灰で繋ぎと接着剤入り 2.日をあけて、3回塗らなければならないこと、慌て者には不適 ※これには驚きました 上塗り3mm、中塗り2mm、仕上げ塗り1.5mと3回の工程が必要だそうです 3.シックイの乾燥は表面が二酸化炭素に触れてジワジワと固まっていく(水分乾燥ではないこと) 4.下地が艶があるものは接着しない(瓦、漆材・・・) 読んでいくうちにだんだんとこれは面倒くさいと・・・ 特に上記2についてなのですが・・・・ 20年以前のことです、自宅の台所リフォームで外壁にこのシックイを塗りました(左官さんに)が練り上げたたくさんのシックイが残ってしまったので処分しないで、物置の外壁に塗ってもらいましたがこの1回ポッキリでその後、はげたり欠けたり変色しないで現在に至っていますので、この2については疑問です 当初はこのシックイをサッと塗ればそれで仕上がり! と簡単に考えていたのですが地肌との厚さに6mm程度の段差があってこれだけの面積をこのシックイで仕上げるのに4~5袋も必要になってきます それでは、と下地処理を兼ねて土を掘り、藁を刻んで(スサ)・・・そうなんです昔流の「コマエ竹」壁で使った泥壁の壁塗りなのです この工程には10日程、待ちました。土と藁が充分に馴染みあうにはこの位必要なんでじれったいです やっと出来上がった泥団子をその剥げた部分の全面に塗りあげたのでした やれやれ、やっと下地処理が出来た、後はこの壁が早く乾いてくれ・・・・と3,4日経ちました それが、何と云う事でしょうか! 塗った土壁が乾燥するにつけ割れ目が生じる(これは乾燥するので当たり前)は仕方のない事ですがめくれてなでればボロッと剥げてしまったではありませんか? 何故なんだろう ★原料のスサ(繋ぎ)の効果が現われていないのです、寝かせ期間が10日程度では無理かもしれません、本当の土壁は藁から灰汁が出るくらいまでじっくり待たねばならない事を経験上知っていますけど11月頃の気温では無理なのかもしれません。また、泥の厚さが薄いのです ----------------------- (★休憩です★) 我家の建物でシックイ部分の断面の今昔を調べてみました <昔のシックイ部分>下地なしで直塗りしています? <新シックイ>モルタル、下地剤の二重構造になっています ---------------------------- せっかく作った煉り泥を有効的に使うのはどうしたらいいのか、藁のつなぎの役をする物はないのかと悩んだ結果、ある事に気が付きました <カメディア>・・・・・料理に使用する強力粉を入れてみようかと 気分を直してこの土にカメリア1.5kgを入れてよく混ぜて再度壁塗り(下地処理)を行い3,4日後おいたのが下の写真です これがアマチュア試行なんですね失敗でもともと(と強がりをいっています) <下地処理>この面にシックイを塗る この状態で4日ほど待ち天気の良い日にシックイを塗る事になりました <完成>なんとか出来た <安全対策>屋根を歩くことは出来る年齢ではありませんが梯子を固定して胴綱(命綱)をしっかりと絞めれば思ったより簡単です しかし、左手にコテ台、右手にコテと両手が梯子から離れることになり未経験の方は無理ではないでしょうか? 作業高さは(両足の位地)は4~6メートルですが完全防備体制をとらねばなりません これで一応完成ですが、説明では「やがて細かい亀裂が生じるので中塗りを行い、最後に仕上げ塗りを行う」となっていますので時々監視している状況です。その時点が来れば春になって塗ればいいと思います 終わりに 1、壁塗りは簡単でしたが準備と養生、乾燥時間と日数で作業期間が3週間程度にもなってしまったのには仕方のない事、やはり作業の良否は準備と養生が80%以上を占めることをあらためて痛感したました。 2、補修剤:店頭でそのコーナを注意深く覘いてみれば用途に応じた商品が多く出回っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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