カテゴリ:農業,園芸
彼岸ですね、だいぶ温かくなってきましたが今日は午後からシトシト雨となりました
<しぶき>線香の香りが漂います 11月にJAに預けていた甘藷が帰ってきました
--------------------------------------------- さつまいもは暖かいところで栽培されます。 <サツマイモの保存について>談議となりました。 豊作だったものが正月前後からどんどんとカビが生え腐ってしまうのは農家なら昔は誰でも経験しただろうと思います。 そのほうの専門家ではありませんので(と断っておきます・・) 保存の推奨される温度は10度から15度、湿度は70%前後と言われています。 ですので、冷蔵庫や冷凍庫などでの保存は低温障害を引き起こしてしまい、味や風味が落ちるだけではなくすぐに傷む原因になってしまいます。 保存温度、湿度が以上のとこなら春先まで美味しいサツマイモがいただけるのですが。。。。常時そのような環境にあるということはまず無理だということです。 奇妙なことにカビの種類も種々あって寒いのが好きなカビ、温かいのが好きなカビがあって、温度は10度から15度以内では増殖、繁殖しないということなのです それと湿度です。乾いたほうが良かろうかと新聞紙にくるんでしまったり、発泡スツロールに入れても空気が通うようにしておかねばなりませんし乾き放しならシワシワになってしまいます。 なかなか素人では困難なことです。 地下に穴を掘ってもみ殻にくるませたり(保温)、温水器の上に発泡スチロールに入れて保管したり、台所の天井裏に保存したりしてもやっぱりダメのようですね。いい年もあるのですが年によってアンバランスなのです。 そういった安定した環境の場所・・・・・・・・私の現役時代は通信機械系統の機器室があり24時間機械の放熱温度が室内を温めてこの最適温度であったのです。 そんなわけで終始入室しない倉庫に自家用2ケースを4ケ月ほど保管しておき無事にこの時期に持ち出してお近所さんにもおすそ分けしたことでした。 <とても美味しかったわ、どげんして保管しているの? 我が家は全部腐ったわ~>と問われても、誤解を生むのでノーコメントです 会社のおかげで10年ほど春先の甘藷を美味しくいただきましたが、退職するともうその年から困ってしまいました。 JA農協では2,30年前から「甘藷貯蔵施設」を年中稼働させています。 わが鳥取県西部、特に弓浜半島は甘藷の特産ですので出荷農家は芋掘り時期に一斉に店頭に出して値崩れしないようになさっています。 それが生産者、消費者にとっても得策に思えます。 いくら甘藷だからといっても消費者は「買いだめ」はしないですね、必要量を買えばいのです。 このように甘藷が美味しくいただけるのは以上のような訳があるのです。 甘藷はよく腐るものの代名詞でした。 なにか大事なものを行っているときに失敗をすると 「このやろー、ダラの腐れイモのヤツが・・・」と昔は至極あたりまえのように相手を怒ったりしたものです ※美味しくなるのは訳があるのですが 興味のある方は(キュアリング)で検索してみてください。 自宅は出荷農家ではありませんが、栽培農家ですのでなんでも余分を見越して作付しますのでJA保管施設を利用させてもらっています。 勿論、有料です、たいしたことはありません。コンテナ1杯(20kg?)で500円程度なんです。 これでせっかく甘藷をパッーにすることはありませんからね <繰り返しますが>新聞紙などに包んで冷暗所に置いたり、ダンボールや発砲スチロールなどに入れて蓋をして通気穴を開けておくのも良いでしょうが必ず成功するとは限りません。 ------------------------------------------ <早春の>訪れ <発芽器>上段は空の容器で芽出しとは無関係です <ソメイヨシノ>やっとのことで芽が少し膨らみました 冗談です、雲空なのでフラッシュを焚いたらこのように映っただけです(クリックでご覧ください) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[農業,園芸] カテゴリの最新記事
|
|