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2016/06/22
カテゴリ：自由欄
昨日は悲しい日となってしまいました。
小学校での担任の女先生が亡くなり葬儀に行った来ました。 ＜夏つばき＞小さな花です  ーーーーーーーーーー その昔、小学校の１年生から３年生までの担任の女先生で当時は古木先生と呼んでいました(名前は富美枝） 昭和２年生まれ、５人兄弟の長女であった。 尋常小学校、・・・女学校、鳥取師範とすすんで卒業したのが昭和２１から２２年。 この先生は最初の赴任地が我が校区の生徒数２００人、教員１０名ほどのちっちゃな小学校であった。 終戦から種々の改革が始まり、６３３制教育改革もその一つであったがその頃と思われる。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー そのピカピカの先生にお世話になったのは小生の姉たち６０人は、１年生～３年生までの担任であった。 その３年後、私が入学することになったが姉たちが教わった古木先生が担任となったのである  たしか、入学後の１週間目だったと思うのだが・・・・ 先生「これからの日本は戦争をしない国になりました」 「皆さんはしっかり勉強して新しい日本を作っていかねばなりません」と 「新憲法発布」となって戦争放棄が宣言され民主主義、基本的人権、男女平等が眩しかった頃  ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー さもあろう、生れた時は金融恐慌が世界を襲う昭和の暗い夜明け、満州事変、上海事変、盧溝橋での銃声一発で日華事変(日中戦争）勃発、そしてあの忌まわしい太平洋戦争、重苦しい昭和の暗黒時代・・・・やがて敗戦。 彼女の青春を奪った１５年戦争は一体何であったのか？ 「やっと平和が来た」その嬉しさと、将来への希望複雑な気持ちがその言葉に現れているようなきがした。 ーーーーーーーーーーーー この古木先生は姉たちと同様、持ち上がりで３年生まで担任となった、すなわち我が家では延べ６年間古木先生にお世話になったことになるので何かと思い出は尽きない。 ＜古木先生を囲んで＞小学三年生の頃 学芸会（当時はこのように云っていた）では唱歌を独唱させ、演劇発表会には必ず使ってくれたものだ、発表会にまでは何回も練習の毎日、・・・好きなら良いのだが選ばれた連中だけで遅くまで居残るのは面白くなかった。 ところが、私が６年生になった時、この先生と我が家が親戚関係になってしまったのである？？？？ ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 私の祖母の仲人により祖母の実家に嫁いで苗字も進野先生となって、やがて分家をしたのが昭和３０年頃だったろうか。 進野先生になった時は小生は６年生、廊下で出会うと先生はにこやかに声をかけてくれるのでほとほと、面を喰らってしまった。 「あのね＊＊ちゃん、本家から預かり物があるから下校時は教員室に寄って下さいね」 ＜ツルバラ＞真っ赤に咲きました  当時は、そんなものであった。先生と生徒が対面して家族の話をすることはまずなかったからである。 同級生たちは「この頃 お前と進野先生とは怪しい・・・？」とからかう者もいたが事の理由を話すと驚くやら冷やかされるやらで・・・言い訳も上手く言えない私は恥ずかしい思いもしたものだった。 それ以降は私は中学生、先生も市内の小学を転々とすることになるのだが、我が家にとってそれはさほどの関心毎ではなかった。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 我が家と新野家の本家との繋がりはあったのだが先生は分家なので本家を通じての付き合いはあったのだと思う。 時代は移り、先生の仲人をした私の祖母は６２歳で亡くなり新野家の祖母の兄貴はすでに亡く、それ以来の付き合いは両家の仏事だけとなってしまった  親の親戚ならまだしも、前代の親戚だからだんだんと疎遠になってしまうのは仕方がないのであろうか？ と云いつつも、親戚には変わりないので仏事行事（＊＊回忌法事）には出かけたものではあるが、新野家での法事には分家の先生がお手伝いに来られているので、久し振りに、懐かしい姿を拝見できて話をしたものであるが、 殆んどが「ご家族は達者ですか？」という世間話ばかり・・・・ ・内心はあの小学校の担任の頃の話に希望があったのだが、先生は（既に先生から富美枝さんと呼称を変えていたが） 何もその頃の話はしてくれなかった。 彼女もあれ以降は市内の小学校を転転として定年までを無事に過ごした。 退職後は主人と畑仕事の傍ら、趣味の花作りに精を出していたという。 しかし、晩年７７歳になってパーキンス病の難病に身体を侵されてそれ以来寝たり起きたりであった。 ５年前には主人に先立たれて身体が不自由のため葬儀さえ欠席であった。 そして、つい先日１１年間の闘病生活の末、他界となってしまった。 ＜ユリ＞先生、ありがとうございました  戦後の何もない時代ではあったが、初めての先生であり（幼稚園はありません）遠足で弁当を開いて先生を囲んで食べた思い出は今でも忘れ難い  満８９歳の歳月であったが言い残しがたくさんあるような気がしてなりません・・・・・。 合掌 ーーーーーーーーーーー 長々とお付き合いありがとうございました。 ＜墨田の花火＞花火が満開？です ＜ハイビスカス＞我が家で冬越ししたものが咲きそうです 梅雨の大暴れが始まったようですね、お互いに用心、用心です 
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