カテゴリ:ふるさとわが町
国道R181号線・・・・山陰、山陽を結ぶ国道、山間部を走って鳥取県西部の根雨町ー米子約40kmはR181となって主要道路で、その一部分が交通渋滞、交通事故多発地帯であった。
この部分のバイパスが20年の歳月をかけ、やっと先日(23日)開通となった。 <記念ウォーク>工事関係者、行政機関と住民200人の希望者で開通式を祝った ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 昭和30年代のこと、境港で揚がった鮮魚が数台のトラックに氷詰めされてポタポタ水滴をまき散らしながら未舗装道路を粉塵を巻上げて京阪神方面に向かう光景を何度も見たものだ 昭和40年後半になると自動車時代、通勤は殆どマイカーとなって交通事故も増えてきた、この区間で被害に会われた方はここで住む私は何人かは知っていて所々で石仏が一層哀れに想える。 車社会は地域性が薄れてしまい人口はどんどんと町へ、市へと集約、統合、合併が行われてきた。 「あの道路は殺人道路だ」「亡霊が次の人を呼んでいる」「火の玉を見た」「怨念が漂っている道路」 そのような悪口が数年間囁かれた時代もあった 恐縮だが妻の実家はこの区間にあって祖父が交通犠牲者となったのは昭和45年夏であった。 そこで浮上したのが(バイパス)、計画案の説明会は平成10年頃、まだ小生は現役であった。 出席して説明会を聞いたのはついこの間、あれから20年・・・まだ終わらないのかと ーーーーー 苦節20年、わずか6km弱のバイパスであるがやっと完成の暁を見た。 距離と工事期間があまりにもアンバランスなのだが・・・ <理由> バブル崩壊後、世は低成長時代! 公共工事がターゲットにされオマケに予定コースが住民の反対運動にあい・・・・・(反対者の悪口を書きたいのですが・・・・・止めておきます) 予定コースは大山を見ながら丘陵地帯を颯爽と というのが誰もが期待したところであったが、(反対運動に負けて)殆んどが山間地域の森林地帯をV字カット道路を走ることになって工事費大幅超過、期間延長となってしまったというのが本当の理由なのです ーーーーーーーーーーーーー <ルート図>全線開通 5.7km 工事期間20年 ひどい、ひどい・・・ 3.5km区間が今回開通 2.2kmは10年前から通行開始されていた ★距離は殆ど変わらない。 <10年前から開通していました>諏訪地区 この坂下がバイパス分岐点 <信号機なし>一旦停止 パイプは農業用水管 左に傾斜しています(左方向に流れる) 向こうの道路がバイパス道路(この道路からバイパスに出入します) ※このようなト状交差点は数か所あります。 <信号箇所>十字路 左右は水田、畑、果樹園 民家は殆どありません <今回開通となった3.5km区間>左に大山が見えるはずだったのだが・・・ 自動車専用道路ではありません。歩行者、自転車、農耕車 なんでも通ります 誰かさんが・・・奇妙なことを言い出した 「バイパスが出来て目出度い ところが走ってみて驚いた。信号機があったり、道路が立体交差になっていないのだが、何故そうなのだ?」・・・・と 近くには「山陰道」、「米子自動車道」この2つはいずれも自動車専用道路、どうもこのお方はこのバイパスが自動車専用道路だと間違えておられるみたいなのだ 「出来上がった道路はピカピカの立派でも一般国道のバイパス道路です、区間中の出口、入口は勿論、交差点には信号機が有ったり、無かったり自転車、歩行者、農耕車もOKで一般道路と同じなので従来のとおりスピードは控えめの安全運転ですよ」と言っておきました。 いろいろな方もいらっしゃるものですね。ひょっとするとまだ他にも・・・・・ 時間短縮になったのは良いことですが、「これで交通事故が減った」と。 地元住民としてあえてこのように思いたいのです。 諏訪分岐点付近に私の畑があります。 手を休めて腰をあげると「開通したので、運送車両が多くなったね」と妻が・・・・ 大山をバックに走行中の車をみながら「無事故運転」を願っています お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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