カテゴリ:ふるさとわが町
五月晴れの本日、小学校前の田圃(約3アール)で田植えが行われた。
<南側>逆光となっています 悪しからず この授業はかれこれ30年の歴史をつないで本日まで至っている。 この圃場の持ち主(石原さん)は地元に定年退職後は地元に帰郷しているが30年前から10年前までは関東地区の勤務で殆んど「不在地主」であった。 したがって、圃場の維持管理は石原さんに代わって姉婿さんの岩野氏が耕作を行っていたが、この面積程度で校舎に近く諸々の理由で学校側に提供して自由に耕作してもらって現在までこの関係は続いている。 <左は順番待ち>前方が小学校 徒歩5分 岩野氏は亡くなったが石原さんは退職後、そのまま継続して子供のために圃場を提供している。 石原さんは所謂 農家の長男であって故郷に家族とともに小生たち年代がほぼ同じで交際範囲ということである。 ーーーーーーーーー さてこの田植え行事、初期は珍しさもあって校区全体で支援して各種団体「老人会、婦人会、農事実行組合、農協青年部、公民館民謡クラブ・・・・」の代表者が手植え時代そのままの野良着着用で参加し賑やかな一面もあった。(しかし、牛馬による代掻き作業はさすがにご披露はなかった) 数年後はこの行事は、稲刈り、収穫祭とも定着化して学校側の自主的行事として行われている。 いい加減に鼻につく(止めてしまうであろう)という一般の予想とは裏腹にここまで継続しているとは見上げたものである ーーーーーーーーーーーーーー 今日の田植えは絶好の野外コンデションであったが、数日前の季節外れの猛暑を心配してか、マイクを持った先生は「水分補給」をしきりに訴えていたのが印象的であった。 この田植え作業、機械、刃物等の道具ものが一切ないため安全には「ほっと一息!」といったところか。 近年は機械化され、栽培技術も完成された稲作体系だが「昔ながらの手植え作業」の体験学習が目的である。 今年の一年生は28人とやらで段々と少子化も進んでいるらしいがこれだけで全校生徒、先生が集合すれば「芋の子洗い」のようなので、4,5条植えたら「学年交代」という児童にとっては面白くなかったであろうか? <正面 東が大山> 標高:1710m <接近して>さすがに上級生、接触しても譲り合い無駄話はしない(笑) それにしても、学年だけでも一列に並べば3,4株で済んでしまうのは面白くない。 田植えの妙味の見どころは「横歩き、逆戻り、早植え」なのだが・・・そんな時代は自分の青年期までの事だ。 一本、一本と丁寧に植えているのを見ると、母は「もっと早く植えないか!」とか、早く終えて未だの連れを待っていると「もう少し、そっちから植えるようにせよ」と色々と注文指図して煩かったことを思い出すのも50年も前の事、1町3反(23枚の圃場があった)を家族6人で家内植えした頃を思い出す度に、そんな元気がよくあったもんだとつくづく思う。 ーーーーーーーーーーーーーー 孫もはや4年生、やっと順番が来て植えだしたのを確認してわが畑地へと仕事に向かいました もう一降り、二降りほしいところで、ちっともアマガエルの声が聞こえないのが寂しいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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