オオキンケイギク騒ぎ
田植も終えて40日、「中干し」と称して一気に排水して天日干しを行います。この主な目的は1.無効な分けつを防ぐ(肥料を有効的に)2.根に酸素を供給して活性化、成熟時の倒伏を防ぐの目的で約10日ほど水田を干しますが※せっかく大きくなりだしたオタマジャクシ君の御難の季節なのです---------------------------------花には殆んど無頓着な私が書きだすのはおかしな話ですが・・・・田のあぜ道でたくさんの黄色な花が一面に咲いていますここ1月前からでしょうか、この花は種を撒きませんので多年生のようです。タンポポなら私でも知っていますが、少し違うようです花は黄色、大きさは10円貨幣大、花にはそれぞれ3,40cmの1本の茎があって風にゆらゆら揺れています。葉はゆるいギザギザ形です田圃のあぜ道、農道の両側、河川敷、・・・・いろいろなところでこの花が咲き誇っています。 オオキンケイギク4年ほど前に自治会長の頃にこの「オオキンケイギク」が「特定外来植物」に指定されている事のパンフレットを配布したことを思い出しましたしかし、その周知以前、以降も何の話題もありません毒草ではないため皆さんは無関心なのでしょうねだが、この花は随分と繁殖力が強く日本種の野草が占領されて放置できない状態になってH16年に「特定外来植物」に指定されて栽培等の今までの取り扱いが出来なくなった経緯があるのです。「毎年この頃にはこんな花が咲いていたのかなあ・・・・」とあまり気になるものですから田圃の見廻りしたついでに、わが水田のあぜ道にたくさん生えているこの黄色な花を「キンケイギク」と決めつけてしまって、スコップで掘り起したらバケツに一杯もあり畑地に運んで枯死させるつもりでした。 「オオキンケイキク退治!してやったぞ」有頂天になった私はこの写真をフェースブックに記事と共に以下3枚をUPしたのです<農道>チラホラと黄色の花が・・・<近寄って>後は「セイダカ泡立ち草」・・・これも厄介ものです<処分>バケツに一杯!殆んどの友人は「いいね」のクリックでコメントはありません。ところがあるお友達から 「道中にもよく生えていますね黄色コスモスとは葉が違いますか?」 とコメントがありました。 はて、黄色コスモスとは?PCのお世話になってこの黄色コスモスを調べてみると,ありました、ありました。たくさんたくさん・・・質問の「葉が違いますか?」どころではありません。私が掘り起こした花とよく似たものもたくさんあるのではありませんか!自信をなくしてしまった私はこのオオキンケイギクを徹底的に調べてみることにしました。パソコンでオオキンケイギクを調べると日本には1880年代に鑑賞目的で導入された、繁殖力が強く、荒地でも生育できるため、緑化などに利用されてきた。河川敷や道端の一面を美しい黄色の花々で彩る本種は、緑化植物としても観賞植物としても非常に好まれた。しかし、カワラナデシコなどの在来種に悪影響を与える恐れが指摘され、2006年に外来生物法に基づき特定外来生物として栽培・譲渡・販売・輸出入などが原則禁止された(ウキペジアより)さらには、「オオキンケイギクの特徴」もあってどうも私が処分した花は間違いであったようなのです。その理由は葉の形状が異なる事、花の大きさが小さい事、草丈が短い事です。 それではこの花は何なのかしばらく経ってからそのお友達から「鬼田平子」(おにたびらこ)ではないでしょうか?と連絡がありました。 驚くやら、感心するやら・・・・・これもPCで調べてみたのですがどうもそれとは違うようです、結局現在のところ解かっていませんがこの花は畦道にたくさん生えていることは事実です。フェースブックには早合点して申し訳なかったと思って訂正を入れておこうと思います。「削除」でもいいのですがそれでも傷痕は残しておきたいと思いますね<オオキンケイギク>you tubeより最後までお付き合いありがとうございました。