テーマ:奄美大島(55)
カテゴリ:社会・生活
奄美大島には猛毒を持つハブというヘビがいます。このヘビを捕まえて捕食させる目的で、人間は海外からマングースという動物を持ってきました。 一時期はハブVSマングースということで、ハブとマングースの戦いを見せモノにしていた時期もあったようです。 しかしながら、マングースはハブを捕食することはほとんどないそうで、この計画はうまくいかないこととなりました。 その後、マングースの個体はどんどん増え、ハブよりも捕まえやすいアマミノクロウサギなどの島固有の貴重な動物を捕まえることとなったそうです。 そのため、島では、今度はマングースを駆除することにしたそうで、このたび島からマングースは完全に駆除できたという報告があったそうです。 環境省によると、23年度は島内全域に約2万基のわなを仕掛け、探索犬やセンサーカメラ449台でマングースの生息確認を進めたそうです。 そして、2018年4月を最後に5年余り捕獲実績はなく、23年度も住民からの目撃情報を含め、生息確認につながる情報はなかったということです。 その結果、島に生息していたマングースは根絶したという結論に達したようです。 そもそもマングースを島に持ち込んだのは人間であり、マングースが島固有の動物を捕食することが分かり、今度はマングースを駆除することにしたのも人間です。 人間が余計なことをしたばっかりに自然の生態系が損なわれることになり、愚かな行為だったと言わざるを得ないですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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