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2008年10月16日
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カテゴリ:プレママ日記
昨日のバースプランのつながりで会陰切開のことについて考えてみます


みんなそうだと思うけど私は会陰切開はしたくないと思ってます。
事の始まりは私がまだ小さかったころ、
母に出産の体験談で会陰切開したことを聞いたことからでした。
まだ幼い自分にはオマタを切るなんて信じられなく、
かなりの衝撃、怖くて、そんなことされるなら
子どもなんて産みたくない!とまで思いました
そんな気持ちの私とは反対に母はケロッと話をし、
仕方ないんだよとか、切らないと裂けるんだよとか、
切られてもそれ以上に陣痛が痛くてわからないんだよとか
言ってさらに不安になったのを覚えていますショック


時が経ち私も大人になりベビ待ちをしてるとき、
友だちの紹介で一冊の本と出会いました。

宙からのおくりもの

著者の方は宮城県で現役の助産師さんをしている人で、
自宅分娩のことなんかが詳しく書いてありました。
家族みんなに見守られての出産。すごくステキだなぁと思いましたきらきら

その中の一部で分娩台の起源が書いてあったんですが、
それまでは分娩は椅子に座ってしていたけど
ルイ14世が自分の愛人の子どもが出てくるところを見たくて
(性癖?!とりあえず完全な興味本位のようです)
見やすいベッドの形にして広まったそうです。
分娩台って見る方(介助側)にとっては
介助しやすいから都合のいい形だけど
産む方は力の向きが重力に逆らう形になるので産みづらいそうです

この本を読んでから今までは普通と思っていた
分娩スタイルに疑問を持ち、自宅出産にすごく興味津々になりました


そして自分の妊娠発覚
私的には本の著者である須江さんに取り上げてもらいたくて
自宅出産する気満々。というか本気で病院では産みたくなかった涙ぽろり
しかし私は持病もあるので家族全員の反対にあい、
泣く泣く(本当に)病院で産むことにしました

分娩台、会陰切開、促進剤など…
新しい命を産みだすという希望よりも
病院という場所で行われる機械的な医療行為を
伴う出産のイメージが前面にきてかなりの憂鬱でした涙ぽろり

しかしたまたま通っていた産院が私の望む出産が出来そうだと
いうことを知るのはその後すぐでした
私の通う産院は産婦人科専門の病院で、以前は分娩台を使う
医師が主体の普通のお産をしている病院だったそうですが
今ではお産の主役は母という理念の
アクティブバース(フリースタイル出産)をしています
そして会陰切開は緊急時意外は基本的にはしない

アクティブバースは好きな格好で産めるので
身体にも負担が少なく重力にも逆らわないので
産みやすいんだそうです
そして会陰にも余計な力が入らないので裂けにくいんだそうです
産院の助産師さんの話では切った傷よりも裂けた傷のほうが
治りもいいし痛みも少ない
とのこと
裂けるときは身体が自然と神経を避けて裂けるようです


分娩台の場合はそもそも重力に逆らってるから
無理に力が入り、裂けてしまう人が多いそうです
そして力が入らないから時間がかかる
だから裂ける前に、時間がかからないように会陰切開をする
それが今までの分娩の常識なようです
医師の言い分は裂けた傷は縫いにくい。
切った傷は縫いやすい。だそうです
会陰切開をする医師からすればどこまで裂けるか
わからないから切ったほうが安全というみたいですが
実際は裂けた傷よりも切開の傷のほうが
大きいことのほうが多いようです
切開をする側の言い分を見ていても確かに
ごもっともとも思うところもあるんですが、しかし自然なお産とは思えない
というかやはり切らなくてもいいだろと思ってしまう

もちろん赤ちゃんの心拍が落ちていて危険とか
母体も危険とか緊急を要する場合は仕方ないと思います
でもはじめから切ることを前提はおかしい話です

思えばすべての動物の出産で好きな格好で産めない、
人工的に切るのは人間だけですよね
人間だって昔から自然に出産して繁殖してるのだから
切らなきゃ安全に産めないなんてことはないんです
たしかに切ることで救われる命もありますが、
とにかく切ること前提なお産はおかしい!



参考資料
会陰切開は必要ない

会陰切開の必要性

フリースタイル出産について
↓一部抜粋
もともと分娩台のお産は、昔、フランスのルイ14世が
自分のお妾さんのお産が見たいということで、
ベット上の仰向けお産が始まり、上流階級から下流階級まで
流行ってそれが明治過ぎて日本にも入り、
医療が進んで病院でお産するのが多くなって
分娩台というのが主流になってきたのです。

はっきり言って分娩台の方が医療者側としたらやり易いです。
赤ちゃんが出てくるのが良く見えるし、
何かあればすぐに対処ができるだろうし、
赤ちゃんを引っ張るのもやり易い・・・・。
いわば医療者側の為の体位です。


すごく長くなりましたが昨日の日記のコメントを見て
会陰切開が普通なんだと感じました
幼少時代から会陰切開したくない私の
会陰切開反対運動?!な記事でした

会陰切開を普通にしない、好きな格好で産める
出産スタイルがすべての病院で出来るようになりますように…


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Last updated  2008年10月16日 10時06分34秒
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