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テーマ:グラフィック・デザイナー(67)
カテゴリ:デザイナー日記
4月5日の朝日新聞紙上で2004年度の朝日広告賞が発表されていました。
大賞はツーカーの「日本って、おじさんとおばさんの国なんだ」の 40歳と書いてあるTシャツを着ているダウンタウンのまっちゃんを中心に ○○歳と書いたTシャツを着た人達がズラッと並んだ全30段の広告でした。 これは広告を掲載した時も「うまいなぁ」と思ったのを覚えていますし、 この広告はいろんなところで広告賞を受賞していますしね。 ダウンタウンのまっちゃんを起用して「話せりゃええやん」で 展開し始めた時、ツーカーはギャンブルにでたなぁと思ったのですが、 最近の年寄り向けケータイなどを見ていると、 完全に確固たるニーズをつかんでいますよね~。 J-Phoneなんかは写メールで急上昇したものの、 auの次世代携帯やデザイン戦略に破れてvodafoneと合併し、 今はシェアも急落しドコモを脅かしたあの頃の勢いはどこへやら。 浮気な世代というか新しい物好きの若い世代を ターゲットの中心におくことをやめた(諦めて方向転換した?) ツーカーの経営陣はとってもえらいのではないでしょうか? 最近機種変更して使いにくさに閉口しているvodafoneのv802SEのことを思うと ツーカーの「シンプルってうつくしい」というタグラインが心に響きます。 何で携帯が使いづらいってストレスを溜めなきゃならいけないのでしょう。。。。 その他、入選に別冊宝島の患者が麻酔で眠っている手術台の前で マニュアルを手にしている医師たちをビジュアルにした 「その患者は知らなかった」という医療ミスをネタにした広告。 このシリーズには、とりインフルエンザのとりを卸していた事件の後に 掲載された、マスクをしたニワトリをビジュアルにした 「トリたちは知らなかった」というのもありました。 見事に社会風刺しているなぁと感心したのを覚えています。 公募ではファミレスのガストの広告が大賞を受賞していました。 ボクは。。。。今年も残念でした。 この年齢になって一般公募の部に出してる人ってどのくらいいるのかなぁ などと思いながら応募しましたが、専門学校の時の同級生も 「出したよ」って言ってたし、なにより大賞をとった作品のADは35歳でした。 作品自体にどうのこうのではなく、ちょっと励みになりました。 それと一般公募の準広告賞に、以前仕事をしたことのある 超大手広告代理店関西支社の人の名前がクレジットされていました。 今月末に作品集がでるので広告を志す人は要チェックですよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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