いよいよ今週末、鈴鹿でF1日本GPが開催されますが、
このレースはBAR通算100戦目という
記念すべきレースでもあります。

そして日本ファン期待のドライバー佐藤琢磨にとっては、
母国グランプリというだけではなく来季のシート獲得という面でも
非常に重要なレースになるはずです。

来季BARを離れることになっているアンソニー・デビッドソンが
ヘレス・サーキットでBARチームの今シーズン最終テスト日程を終え、
次のように語っています｡

｢テストでは十分な距離を走行することができたし、
エアロダイナミックス、サスペンション、
それにタイヤの評価、エンジンの確認、
鈴鹿と上海でのレースに向けて、すべてに素晴らしい仕事ができたと思っている。
きっと最後の2レースでは有望だと確信している。
今年、これが僕の最後の仕事になるだろう。
これまでチームが与えてくれたすべてのサポートに感謝したい。
成功を祈っているよ｣

アンソニーは来季BARを離れることになっていますが、
その対象はジョーダン、ウィリアムズ、あるいはBMW新チームの
レギュラーシートであるとされています。
彼がコメントする『成功』が、佐藤琢磨の好成績、
すなわち自分の来季シートを脅かすことにもつながる
というのはなんとも皮肉な話です。

F1の世界ってキビシイ…。

【nifty F1】『A.デビッドソン、B.A.Rチーム「最後の仕事」』

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