『新・門外漢にて御免蒙る！』

振り込め詐欺の被害、東京は大阪の３０倍あったそうですね。
お江戸の方々はお人よし？・・・失礼！



やはり、金持ちと貧乏人は共生できなくなるのだろうか？

オイラの所属する宝石業界には、自然界が生み出した天然石の色や輝きを完全に引き出すための「エンハンスメント」という技術がある。

例えば『ルビー』の場合においては、加熱により余分な暗色味、または紫色味を取り除くことで、本来その石が持っている赤色味の美しさが際立つようになる。

これは改良であって、これのために宝石の価値が下がることは無い。（どちらかといえば価値が上がって高く売れる）
いまや、市販されているカラーストーンでエンハンスメントされていないものを捜す方が難しいかもしれない。

自然が完全になしえなかった美しさを引き出すことなので宝石自身も喜んでいるかもだ。

さて、人間世界でもこの「エンハンスメント」が行われようとしているらしい。
まだ、これといった成果はでていないが、研究が進んでいるのは確かだ。

いわゆる遺伝子操作である。
遺伝子を改良？することで、運動能力を高めたり、知能を異常に向上させたりが可能になるというものだ。

ターミネーターのようなものを人間の体のままでつくろうとする試みもなされている。

話題になっている細胞・臓器を移植する再生医療も「人体エンハンスメント」に使える。

自分の細胞を保存しておいて、老化した臓器と取り替えながらいつまでも若さを保って行き続ける。

これが素晴らしいことなのかどうかは人によるだろうが、その技術を利用するには多額のお金が必要だ。

今、盛んに言われている「格差社会」がここでも広がってくるかもしれない。

金持ちは生命維持が出来るが、貧乏人は出来ない。
そんな時代が近づいているようだ。

より強い体に、より長生きできる体になることが果たして善なのか悪なのかオイラにはわからない。

でも、人間は宝石とは違う。
人間が人間を作るような世界にはなって欲しくない。

医学はそんな格差社会を生むような研究はやめて、万人が幸せになれるような研究を目指して欲しい。

まぁ、やめなくても、そういった研究成果をどう利用するかによって未来は違ってくるだろうが。

では、御免蒙る！

今日は色文字が少ないけど、まぁいいや。