アイアムレジェンド
たまにはサッカー以外のことを。先週、公開2日目にアイアムレジェンドを観て来た。ウィル・スミスが主演で、「地球最後の一人になってしまった男」というあのCMに惹かれて「何が起きたら一人だけ生き残るのだ?」どうにも見たくなってしまったのだ。(CMを見る限り建物は破壊されていないし他の生き物は生きている)公式ページhttp://wwws.warnerbros.co.jp/iamlegend/以下、ネタバレになるところもあるので、見ていない人は読まないでほしい。原作は「地球最後の男リメイクムービー 1500円::地球最後の男 オメガマン」の3度目のリメークらしい。ガンの遺伝子を操作することによりガンの特効薬が開発された。100パーセントの効果を発揮したが投与した患者に狂犬病に似た症状が現れた。そのウィルスはものすごい勢いで広まっていった。かかった人間は90パーセントは死亡、1パーセントは免疫があるが、残りの人は狂犬病のような闇の住人(ゾンビ)となり、人間を食べるようになる。主人公のウィルスミスだけが、生き残り特効薬の開発に命をかける。何の前知識なしに、深い物語を期待していたのだが、何回も繰り返されてきたこの筋立てにまず裏切られた。そして、映画の内容は、ホラーだった。しかも、見ていられないくらい間の抜けたホラーだった。ゾンビは紫外線に弱いので都会(ニューヨーク)の暗闇の中にうようよ潜んでいる。夜になると街中にあふれて、人間や生き物を探して歩きまわる。だから、主人公は昼間だけ行動し、よるは戸締りをしっかりして自宅に隠れてすごす。そうしながら、他の生存者を求めてAM放送を流し、昼間は狩をし、血清の実験を地下で行っている。相棒は犬のサム。見ていられなくなったのは、こんな状況なのに、主人公の不用意な行動だ。狩に夢中になって獲物を追って暗い建物の中に迷い込んでしまい、ゾンビに追いかけられてやっとのことで逃げ出す。それで終わればいいのに、実験のサンプルとしてわなをしかけてゾンビの一人を生け捕りにする。そんなことをするから、ゾンビのリーダーに存在を知られてしまう。ゾンビのリーダーに同じワナを主人公はしかけられてしまい、大怪我を負うがやっとのことで逃げ延びる。ただし、唯一の相棒のサムが殺されてしまう。怒った主人公は復習のため夜中に車で出かけるという自殺行為をする。実際、何人もひき殺したが、あとからあとから湧き出てくるゾンビに車が包囲されてしまい窓ガラスが割れ、ゾンビが車に入ってくる・・・絶対絶命そのとき・・・。スケールはものすごかったし、最後の一人になったウィルスミスの演技は見ものだ。だが、全体の筋書きの甘さがちょっと気になった。所在を知られたら殺されてしまうのに不用意に外出したりゴルフをしたりしない。何よりもこんな暗闇の多いニューヨークなんかから逃げると思う。それに・・・あげたらキリがない。それゆえに、レジェントといわれるゆえんに説得力や感動が沸いてこないのだ。ちょっと期待はずれかな・・・。ただ、主人公が不用意なだけに、ホラー映画としては恐い。全体としては「なぜ地球で一人になってしまったか」「どのようにレジェンドを作り上げたか」を期待していくとがっかりするが、「ゾンビの街で一人戦う」ホラー映画だと思えば楽しめる。読んで頂きありがとうございます。よろしければクリックをお願い致します。→人気blogランキングへ