アントレプレナー塾長　「大人の探検隊日誌」　夢のソーシャル・アントレプレナー　　　　　　　　　　　　

三千円を握って何軒はしごできるかやってみませんか・・・

 　恵比寿は立ち飲み先進地域である。

　　ワイン立ち飲みBar,焼き鳥立ち飲み、スペイン立ち飲みBar・・・

　恵比寿西口に銀座通りがある。

　かつては飲食店で栄えた通りなのだが・・。店名のない店がある。

　ただ、５時を過ぎると「立呑」、「串ホルモン」と書かれた大きな提灯が表に出る。あとは　　どこを探しても名前はない。

　中に入るとコの字型のカウンターの上から木の札がずらっとぶら下がっている。

　ハツ、タン、レバー、子袋・・・。立ち飲みの焼き鳥屋だ。生ビールジョッキー４００円。牛筋煮こみ３５０円。

　レバ刺しと焼酎のオンザロックを頼む。丸坊主の和か主人が私をちらちらと見る。目つきが鋭い。どこかで見た顔のような気もする。タン塩にシロ、ハラミを焼いてもらう。

　製図袋を抱えたデザイナー風の人、でっぷリとした旦那、労働者風の三人組、それに学生２人。まだ時間が早いので、サラリーマンはいない。皆、思い思いに焼き鳥とお酒を楽しんでいる。

　カウンターは詰めれば二十人前後は陣取れる。フーム、思い出した。あの顔は、ＢＡＲ「松虎」の松下さんでは・・？中に引っ込んでしまったが、さっき挨拶しておけばよかった。

　昔は、終電間際にぶらっと松虎Barで仕上げの１杯を楽しんだものだ。

　真っ暗の中、炭火が照明代わりになっているおしゃれなＢＡＲだ。蕎麦の「松玄」や新しいＢＡＲなど常に話題を提供ｭしている
ピューターズが、この立ち飲みをプロデュースしていたのだ。

　しかもピューターズの本店は、あの高級寿司「松栄」である。それにしても、恵比寿には私の知ってるだけでも立ち飲みが四軒続々出来ている。

　さあ、ワインのスタンディング・バーにでも寄っていこうか？これで千円ちょっとなんとも嬉しいお店だ。同胞諸氏よ、いま、立ち飲みが楽しい。