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カテゴリ:ぶらり旅
緑深い奥湯河原老舗旅館の会席料理は凝っていた。 いよいよお料理の時間である。 露天風呂、内風呂と温泉三昧をしたのでお腹の虫がグーグー鳴っている。 なにしろ部屋での食事である。さすが老舗旅館。
しかも岡持ちで一品一品を持ってくる。 まずは食前酒は自家製梅酒。 先付けは根三つ葉とささ身のお浸しである。
わぁ、八寸が綺麗だ。色鮮やかだ。なんと美味しいのであろうか。
柚子鉢の中に入っているいくらの特製しょうゆ漬けは絶品である。 お銚子が進む。熱燗がうまい鮎の昆布締め、秋刀魚の肝干し、小芋田楽・・・・・
進肴は、むかご、銀杏、栗の白和え真っ赤なざくろの粒が美しい。
お造りは三点盛り。近海で取れた、かつお、鯵、鯖。 気に入った。どこに行っても鮪と鯛のお決まりにはうんざりだ。 地物にこだわるとはなかなかの花板である。
中皿はエリンギの牛肉巻き。万願寺唐辛子の取り合わせが憎い。
煮物は飛竜頭の湯葉茶巾である。 中には鳥団子。これも美味い。お酒が進む。
酢の物は鱈と蟹とキュウリの和え物。 焼き物は脂の乗った秋鮭のバター焼ききのこスースである。 秋の香りがぷ-んとする。
まだまだ続く。 もうお腹が一杯だ。
さぁ、また露天風呂にでも浸かろうか。 それにしてもどこの旅館も、鮪の刺身 、天麩羅、鍋物の三点セット。 それが一品も出ない、板長の心意気に乾杯である。
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