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カテゴリ:読書
正月はコタツに入り、みかんを食べながら読書。 これが正月後半の私の生活スタイルである。 正確には嫁さんの実家に行き、たらふくご馳走をいただいては、 読書三昧するのである。
ここ3,4年、正月の決まった過ごし方がある。
大晦日と元旦は近くのコンビニに行き、5大紙すべてを買う。 すべての新聞をざっと目を通す。
行く年の回顧と来る年の展望を大雑把につかむためである。
そして正月後半の嫁さんの実家では、本屋に行って目に付いた本を買い込む。 大体は新年に関する経済展望の本である。
そうして、コタツに入りながら新しい年をどのように生きていくか あれやこれや夢想するのである。
毎年、暗い展望を書いてある本と、明るい本がある。 両方買って読み比べる。
ところが今年はどれも暗い本ばかりである。二日間で5冊を精読した。
どの本を読んでも、世界恐慌の突入、資本主義の崩壊という おどろおどろしい文字が乱舞する。
しかもサブプライムローンによるアメリカ発の今の不況は、 ほんの序曲に過ぎないことが事細かに書いてある。
2009年は、1929年の大恐慌と、石油ショックと、バブル崩壊が 一緒に来たようなすざましい年になるであろうと。
しかしピンチは必ずチャンスを内包している。
最悪の場面を想定しながらも、生き方は前向きにしたい。
このまま欲望資本主義やギャンブル資本主義の魔物が巨大化したら、 世界や地球環境は大変なことになっていただろう。
これはサムシンググレイトが最後に人類にくれたプレゼント?ではないか。
またそうしなければならないだろう。
そのとき日本の果たす役割は大きいように直感する。
「和」をもって尊しとなす聖徳太子以来の日本人の接着剤としての役割。 江戸時代の循環ライフスタイル。 欧米とイスラムの対立の中での、仏教や東洋思想。
具体的には、この時代を乗り切るキイワードとして次の三つが大切であろう。 一つ、「 知足」 足るを知る 一つ、「共生」 共に生きる 一つ、「利他」 他人を利する
この三つの仏教用語がこの大変な時代をうまく過ごすヒントに なるように思えてならない。
皆様にとって、2009年が笑顔の絶えないいい年になることを 強く願う次第である。
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