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カテゴリ:人生論
人生の師に「禅」を薦められ、早速見に行った。 山野楽器の裏手にある映画館シネスイッチ銀座に入った。 最初から中国語。完全中国ロケである。 まさに孫悟空の三蔵法師の行脚の世界である。
鎌倉時代の禅僧、道元禅師の生涯を描く壮大な歴史ロマンである。 道元を熱演するのは中村勘九郎かと勘違いしたが、息子の勘太郎であった。 その台詞回しと熱の入った演技は、まさに親譲りである。
道元の人生は苦難の連続であった。 パンフレットには、 乱世の鎌倉時代--凛とした姿。揺るぎない孤高の精神。
道元は、ただひたすら悟りを開くために、中国に渡り仏道を修行する。 しかし、悟りを開いた七大名僧に合うも、皆、世俗的なのに失望する。
そこについに道を究めた師匠とであう。
その教えは、「只管打坐(しかんだざ)」。 ただ座って瞑想し続ける。
道元はそれを頑なに実行し、ついに悟りを得る。 そして帰国。度々の迫害に逢いながら、永平寺を開山し、 曹洞宗を開く。
そのただひたすらに座禅する姿に感動した。
私も座禅で瞑想したくなった。
そろそろ悟ってもいい年かも・・・?
道元の日本流の悟りは、
春は花、 夏ほととぎす、 秋は月、 冬雪冴えて、涼しかりけり。
である。
自然とともに生きる。 自分の中に仏がいる。 だからただひたすら座禅し、瞑想する。
こんな生き方って素敵ですね。
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