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努力は 必ずしも成功に結びつかないが

成功者は 皆 努力家である。

2008.09.24
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カテゴリ:ビジネス
☆現在30歳労働者モデル(日本人)の老後収支計算書

 <ちなみにこの計算例は色々なFPの方が出している数字より
  必要な数字がかなり甘めに計算されています。>


◆老後(定年後)生活資金最低27万円/月

  ↑今の生活費はそれ以上か以下か?で、
  今の生活水準を維持出来るのか我慢するのかが解る。

 普通のの生活を維持するために必要な資金は35万円/月
 と、言われています。


◆現在の年金制度、で夫婦二人合わせてもらえる額は23.7万円

  ↑年金制度が現状のまま破綻しなければ。と言う前提。



◆定年が60歳 現在の制度では年金受給開始は65歳

 5年間のブランクを埋めるための費用は・・・

 27万円×12ヶ月×5年=1,620万円 が必要。



 退職金がこの位有れば<<5年間は大丈夫>>

※しかし、

私たちが年金を受給出来る頃には、67歳説 70歳説も出ています。

もし、あと、5年受給が伸びたら、

  更に 1,620万円の貯蓄が必要に。



◆「物価の上昇に呼応しない!?年金制度」

 仮に、例年通り年間1.5%程度の物価上昇が有ったら
 (S53以降平均上昇1.7%)

 100万円掛かっている費用は30年後には156.3万円必要となるが

 現在の年金制度では30年後にもらえる額は119.6万円にしか増えない。

 つまり、現状の制度のままではかなり目減りすると言う事。


 ※上記生活に必要な27万円は30年後、42.2万円必要となり、

  普通に必要な生活費は54.7万円となり

        もらえる年金は28.3万円しかなくなる。


 月額13.9万円~26.4万円不足すると言う現実。

 生活費なのでもちろん死ぬまで必要な金。

 今の生活で月額約14万~26万円減らして生活出来るかどうか?




※年金受給開始迄に、今の物価水準で1,620万円が必要。

※年金受給開始後、今の物価水準で年金+月額約14~26万円必要。


 平均寿命が 男性80歳 女性85歳

 年金受給開始後、男性15年 女性20年の人生が有る。



そこで問題。



☆1620万円の退職金が有るのか?

 上場企業に勤続35年 大卒で2200万円前後

  →該当する人 おめでとう。

  →該当しない人 貯蓄しよう!



ある地方商工会議所のデータ=中小企業の場合

 同上の条件で、1200万前後。

  →該当する人 あと400万円貯蓄しよう。

  →該当しない人 貯蓄しよう




☆月額不足分って総額いくら?

 男性平均寿命まで月額14万円=2,520万円

         ~

 女性平均寿命まで月額26万円=6,240万円




今30歳の人が、60歳の定年までに、「老後資金」として
30年間で貯蓄しなければならない額は?


 4,140万円~7,860万円が必要。

 月額11.5万円~21.8万円の貯蓄が必要。



1,620万円以上の退職金が見込める方の場合


 月額7万円~17.3万円の貯蓄が必要。




もちろん、現在の必要生活費、目的貯蓄
(学費やマイホーム購入費、遊興費)を
除いて別口で貯蓄する事が必要となる。



================================
◆生涯賃金から考える。

厚生労働省の調査(国民生活基礎調査)の1世帯当たりの平均年収は
589.3万円

大卒後すぐ結婚したとして定年60歳迄に獲得出来る収入は、
2.24億 

そこから老後資金を確保出来ますか?

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従前は何故あまり問題にならなかったのか?


従前は、右肩上がり経済、土地建物=マイホームを持てば
その余剰担保で何とか出来た。

企業も好業績が続き、退職金も期待出来た。

子世帯も同様に好況だったために親の面倒も見られた。


しかし、老人の孤独死問題が無かった訳ではない。
事件や事故ではなく余り報道されないが故に、見ない、
目をそらしていた。
================================

☆年金が今の水準で、持続出来る確立は限りなく低い。(財源不足)

※厚生年金、平成19年度赤字5兆6千億円の損失と言う事実。

☆労働者として健康であり続け、定年迄年金を納め続けられる保証
 (健康保証はない)

☆年金が、今の65歳受給開始のまま、年齢を据え置く保証は無し
 (既に67歳70歳論も)

☆上場企業が今のまま、存続し30年後あなたに2000万円以上の
 退職金を払い続けられる
 収益を上げ続けられる保証は無し。

☆お勤めの企業が、30年後も顕在だと言う保証はありますか?

☆子供を頼る??今、自分が子供として親を支えるために
 月額不足分14万円を両方の親に支払ってあげる事が出来る
 家庭は皆無。つまり自分も宛に出来ない。

☆物価が上昇しない?
 原油の上昇は確かに投機マネーの流入による側面が有ったのは
 事実ですが、 BRICsの台頭に依る石油不足の傾向=原料高騰の
 大きな流れ、 同上の理由による食糧不足、並びに日本の
 社会競争力の低下は避ける事が出来ない。

 その為にスタグフレーション=「物価上昇と不況」が懸念される。

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知らないリスク

目をそらすリスク

解ろうとしないリスク

解っても対応しないリスク


 様々なリスクが存在しますね。








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Last updated  2009.10.20 16:54:54
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