ある会社で月末の営業会議に同席させて貰ったら

営業担当それぞれが、今月の結果を発表します。

そして、目標の数字に届かなかった理由をああだこうだと述べる。

ふんふん、なるほど。と聞いていると

さも、出来なかったのが当然のように聞こえてくる。

で、来月は目標達成出来るように頑張ります。で締めくくる。

最後に営業部長殿が

じゃ、皆さん。厳しい時代ですが今月も一生懸命頑張りましょう。

だって・・・

それは営業会議じゃなく言い訳会議

数字だけを伝えるなら、会議の場所は要らないし皆の時間の無駄。

結果だけをメールで一斉に投げれば終わっちゃう。

頑張るか頑張らないか？を確認するだけなら会議は１分で終わる。

みんな「頑張る」って言うさ。

お勤めして給料貰ってるんだからさ。

いや、殆どの人は、自分なりに頑張ってるさ。

日本じゃ、頑張らない人を捜す方が難しい。勤勉な国民だ。ニートは居ないし！？

営業会議って言うのは、

言い訳会議じゃなくて、数字の報告会じゃなくて

「目標達成の為の手段検討会議」で有るべきなんだ。

今月末までにいくらの売上げを上げる為に、どうすればよいのか？

を、検討するのが営業会議の本来の姿だと思う。

チームワークが必要なのかも知れない

個人プレーのスキルアップが必要なのかも知れない。

一人以上部下が居る上司の方は

「やる気」の頑張りを引き出す事ではなく

具体的な頑張り方を教え、

いつまでにどれだけの数字を作るのか

「頑張り方」のプロセスをチェックするべきなのです。

極論を言えば

結果が出せるのであれば、営業は２０日の勤務時間が有るなら

１８日、１９日遊んで居ても良い。のです。

頑張っているかどうかを上司がチェックしている会社は

いつまで経っても忙しいばかりで、収益が上がってきませんから

優秀な人材さえも流出してしまいます。

（結果が出せる）頑張り方がどうだ。と　具体的に指示出来ない

上司は死んでくれ。って感じです。

仕事を、作業に分解し、人に割当て、時間や、やり方を

管理し、作業効率を向上させるべく　その改善方法を次回又検討する。

と言う繰り返しだと思います。

目標を達成する事が仕事であり

そのプロセスにどんな苦労をして頑張ったのか。と言う事は目標の達成率に

比例しない。