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カテゴリ:コンサルタントな私
先日 ある大手建材卸商社の経営者の方と対談する機会がありました。
話の内容と私の考えを以下に示します。 ●小規模住宅産業は斜陽産業だと思うが・・・ まさしくその通りだと思います。 既に、産婦人科や保育所、玩具メーカー、等々少子化の影響は様々な分野の 産業を壊滅的な打撃を与えて来ました。 住宅もマンション需要は伸びていますが、戸建て住宅の新築やリフォームに 関しましては、今後市場縮小を余儀なくされますね。 ※リフォーム産業が伸びると言われていますが伸びる産業には新規参画が増え 競争率がアップします。 つまり旧態依然とした住宅建設業者には仕事が来ない可能性が高くなります。 ●地域建材商社・販売店の生き残りについて5つの選択肢が有ると思います。 1)勝ち組メーカー一次商社の倉庫、配送業者に成り下がる事。 2)直接集客し自社(直需)施工比率を増やしていく事。(将来はビルダーへ) 3)直接集客し取引先工務店にお客様を紹介していく事。 4)取引先工務店の後方サポートを続ける事 5)売っている住宅会社だけに擦り寄る事 1)には将来のビジョンが有りませんね。 2)既に多くの建材販売店が自社施工・直需部門を持っていますね。 しかし、今現在の受注バランスを考えると、取引先工務店を怒らせる 直需主力化は難しいのではないでしょうか。 直需部門を創ってみたところで住宅営業(リフォームを含む)経験の無い 建材販売店がいきなり受注を増やす。と言う事も事実上不可能でしょうし。 取引先工務店を全て捨てて、自社の直需でつまりビルダー化して今の収益 以上の実績を残せる事業計画が無ければ困難な選択ではあります。 3)2)とのバランスを考え現状はこの手段が適当かと思われますね。 4)後方サポートも良いでしょう。但し、条件があります。 今後の生き残りを掛けて共存共栄を経営者同士確約出来る相手に限ります。 この誓いが無い相手をいくらサポートしても何にもなりません。 5)目先皆さんがこう考えるでしょう。つまり競争が激しくなり体力の限界挑戦 合戦になります。 つづく・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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