|
カテゴリ:コンサルタントな私
まず、これなんだと思いますか?
私が直接関わった現場ではないのですが 某ハウスメーカーで 新築5年後のお宅の壁の中身です。 断熱材(グラスウール)の黒い所、大量のかびが発生しています。 この建築士さんが調べた所、グラスウールの取り付け方法に 特に問題は無かったんだとか。 ※黒い所、多少無理して突っ込んだように見えますが・・・ ハウスメーカーの建物ですから、決して間違った設計や施工をされているわけではないと思われ勝ちですが・・・ (現在はこのハウスメーカーはグラスウールを使用していないらしい) 住まわれていた人は、室内で燃焼する火器(ストーブなど)を使ったり 加湿器をつけたり、普通に生活している程度だったそうです たった5年でこれだけ壁体内にカビが発生しています。 ハウスメーカーの建物全てでこういう状況になると言う訳ではありませんが これだけカビが発生していると間違いなく住む人の健康も損なわれます。 当然腐食菌もたくさん発生しているでしょうから建物の強度と耐久性が損なわれます。 今、日本の住まいは 日本の気候風土とは全く違った異国で育った木材を主材料として使う事が多く いつの頃からか 省エネ政策もあいまって 冬を基準にした家作りが主流になっています。 夏は殆ど雨が降らず、冬の間は 雪に閉ざされるような国の家作りが 良い家作りのお手本などともてはやされています。 思い起こして下さい。 地球の温暖化で 小さい頃程 冬は寒くないと思いませんか? 雪の降る回数が減ったと思いませんか? 温暖(多湿)気候の日本で、雪国仕様の住まいが必要なのでしょうか? 僕は、 住まいは 基本的にその地域に有る材料を使い その地域の気候に合った構造・工法を選び 家族の経年変化を考慮した ライフスタイルに合った 住まいを建てるべきだと思います。 大手ハウスメーカー(類似含む)が売ってる住まい が決して 最良である。 だなんて思わないでいただきたいと思います。 大手ハウスメーカーは ”売るため”に 流行を創り出し 政官に圧力を掛けて自分たちの都合の良い法律を作り出しています。 その結果、日本の住まいの 平均耐用年数は たったの26年なんです。 (イギリス75年 アメリカ44年) ※日本古来の建物は、手入れを続けながら何百年も存在しているというのに・・・ 住まいは 耐久消費財ではなく、資産であるべきです。 大量のカビ菌や腐敗菌で家族の健康を脅かすものであって良い訳がありません。 本当に、自分たちにとって”良い住まい”とは何なのか 日頃から 少しずつで良いのでじっくり知っていって下さい。 切なる思いです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[コンサルタントな私] カテゴリの最新記事
|