色々な企業を訪問して

色々な人を見ます。

人生色々

会社も色々

社員も色々

とは小泉元首相もよく言ったものだと感心します。

人がそこに居るだけの　　　　　　「人在」

パーツとして使われるだけの　　「人材」

有り難いと重宝がられる　　　　「人財」

そして

会社としては早く辞めて欲しい　　「人罪」

人在　は　人材　から　人財　への　可能性が有りますが

人罪　は　何の可能性もありません。

会社に寄生して利益を蝕んでいきます。

中小零細企業の社長さんは　ある特定分野に秀でた方が

社長になっているケースが多く、いわゆる「経営論」を知らない方が多く居られます。

例えば、

全くの知識が無いのに　板とブーツだけを渡されて　雪山に放置されるのと

予備知識として　道具の名称、滑る格好、曲がり方、止まり方を

理屈で知っている人の、どちらが早くスキーが上達するか？を比べた時

８割以上は　予備知識が有る方が早く上手に滑る事が出来る様になるのです。

知らないからバカ！と言ってるのではなく

知っていると　より有利だよ。と言うことなのですが

人罪　を　人財の卵だと思って　ずーっと社員として抱えている優しい社長さんが

実に多いのです。

うちなんか　求人をまともに出してもなかなか人が来ないからね。

だから、今居る子を育てなきゃ！

と、言いながら何か具体的に教育しているかと言うと　特に何も・・・・。

それでは　もし即戦力とおぼしき方を雇い入れても辞めてしまったり

人在　だったのが　人罪　に変身しちゃう事さえありますよ。

先日も、あまーい　経営者さんの元に居た

パラサイト社員だった方が

「こういう風に頑張っていきましょう！」と言う方針を発表したら

翌日辞めてしまいました。。。

２年間も仕事らしい仕事はしていません。

営業部に居ましたが会社に利益をもたらす契約は何一つ

取っていません。

それで、２年も在籍出来る会社が私はうらやましいのですが・・・。

会社の損失たるや　計り知れないのです。

経営者と共に　同じ目標に向かって努力したいと思えていないなら

勤め人で居るのはどうなんだろう？と僕は思います。

少なくとも　僕はそう思って生きてきました。

来て欲しい人達から見て　魅力的な企業になる様にしましょうよ！

人在　から　人財に　育てる努力をしましょうよ。

人は、私を筆頭に考え方が成熟するのが、とっても遅い動物です。

人に指摘されても　なかなか行動は治りません。

考えも　そう簡単には変わりません。

だからこそ　人を早く雇い、共感を呼ぶことが大切なのだと僕は思います。

プロ野球では　ストーブリーグ（オフシーズン）に戦力を補強しますが

FA（フリーエージェント）だけを採っているのではありません。

ドラフトも有れば、二軍や育成選手まで採用しています。

人が育つには　時間がかかるからなんですよ。

そして、現場のリーダー（監督）すら結果が出なければ変えられます。

それだけ、リーダーは大切なのです。

リーダーであるあなた（経営者）に

社員が共感していなくて　消費者に自社が提供するモノ・コトが

受け入れられる訳がないのです。

社長は　偉いのではありません。

媚びへつらえる必要もありません。

考え方のリーダー　なのです。

あの人だから付いていきたい！

そう思える人が　事業成功しています。

どんな素晴らしい組織を作っても

どんな素晴らしい　仕組みを導入しても

リーダーに魅力がないと組織は大成しません。

あなたがあなたの部下だとしたら　あなたに付いて行きたいですか？　＾＾