景気指標と実態について。

いざなぎ景気越えをして日本の景気は絶好調なんだそうで。

しかし、それを実感出来る人は少ないのではないだろうか。

それは何故でしょう？

投資をしていてよく聞こえてくるのがいわゆる四半期毎の決算発表。

商法上の大企業と言われる会社さん達の中でも

予想通り、もしくは予想を上回る上方修正というのは

そんなに多くない。

トヨタが利益２兆円を達成しそうだと言うのも実は

下請け・協力業者である中小企業にしわ寄せをどんどん

持っていったという側面があるという事が否定出来ない。

つまり、大手の企業が儲けていて中小零細には

好景気感があまり感じられないのだ。と言う事らしい。

で、総務省のデータをちょっくら調べてみた。

いわゆる法人登記されている会社と言われるもので

従業員数が３００人以上の事業者数って

全法人５７３万法人の内のたったの０．２％しかない。

ちょっと飛躍するけれども

９９．８％の会社は景気がそれ程良い訳ではないって事。

いわゆる労働者数でも切ってみたら

いわゆる労働者と言われる人口は５２０７万人だそうで

その内、

大企業と言われる法人に勤めている人数は１１．９％しかない。

欲目に見積もっても９０％の人は景気の良さを感じられない。

その中でも、営業成績の下方修正なんてのもある訳だから

多くて１０人に一人　どうかすると　２０人に一人位しか

景気が良いなぁ。なんて感じていないって事です。

それだけ　格差　が広がっている。と言う事ですね。

いわゆる　勝ち組　に入るのは　本当に大変なんですね。

今、コンサルと言うよりは

この、経営判断をする為の分析。と言う依頼が私の元に

いくつか来ています。

つまり、今のビジネスモデルを一生懸命頑張っていて

このままで大丈夫だろうか？

と言う所の判断ですね。

経営者としては、良い。と思って進めているのですが

実際に中長期事業計画を立てて、戦略戦術をもっていして

日々の運営を実施している経営者の方は少ない。

だから、とっても不安だ。と言う事なのですね。

頑張る元気も、頑張る気力も有るけれども

このまま頑張って良いのだろうか？

と言う判断をする為の分析です。

この分析をする事により、目標がはっきりと明確になり

会社全体の活性化がはかれています。

頑張り方を実際に誰が何をどうするのか。と言う所は

その後依頼があればコンサルなどを

お受けしている様な状況ですね。

経営者の方が注意しておかなければならないのは

今、こうして大多数の人が好景気を実感出来ていないと言う中で

景気指標はこれまでにない景気の回復数値を示しているのです。

お解り頂けますか？

あなたが　実感出来ていようが　いまいが

今が景気のピークなんです。

これから、中小企業まで景気の良さが実感できるところまで

浸透していく。と言う事は考えてはいけない。と言う事です。

これから、本当に少子高齢化の経済的デメリットがどんどん芽吹いてきます。

団塊の世代が大量に退職するというのに次世代を支える

若い世代の多くは、ニート現象と言って　勤勉に働いていません。

日本の庶民の経済力（購買力）は弱体化する事は明らかである。

と言う前提に立って、舵取りを取って下さい。

今日、明日大丈夫。

だから

来月も再来月も大丈夫。

かも知れません。

しかし、

来年も再来年も大丈夫。

だと思うと

大間違い。かも知れませんよ。

最良と　最悪を　想定し

どちらに振っても　万全な体制で経営をしていってください。

予想外！　と言って良いのは携帯のCM位です。

経営者は　どんな事が起ころうと　予想外！ではなく、想定内です。と

言える経営者が優秀なのです。