晴天の霹靂
劇団ひとりの原作・監督作品何かとついていないマジシャン歴は長いが口下手でマジックバーで勤める轟はある日警察から父親が死んだから引取りに来るように連絡がくる。ホームレスとなって線路の高架脇で見つかったらしい。線路脇のダンボールハウスで父親と赤ん坊の自分の映った写真を見つけて泣いていると雷が・・・。目覚めるとそこは40年前だった。母親に捨てられ、父親もラブホテルの清掃をしていた、自分はぜんぜん売れないマジシャンで家に帰れば部屋は水浸し・・・とことんついていない人生が、両親の真実を知ることで変わっていく。終わり方がちょっと薄い気がしますが、それは作り出したものではないから思える後出しじゃんけんでしょう。タイムスリップして両親に会うというのはよくある話ですが、マジックとお笑いを混ぜたことによって技のすごさ、笑いと悲しみの緩急がでてよいものになってます。