ルパン3世
誰もが知るコミックの実写映画製作開始のニュースや特報ではイマイチ面白そうに思えなかったが、公開が近付くにつれて予告も映画の内容を反映したものに変わり、テレビやラジオで解説の人が見た感想が高評価だったので、見る気になりました。コミックの映画化で必要以上にコミカルになったりするものもありますが、監督の名前を見て大丈夫だと感じました。監督は「ゴジラ ファイナルウォーズ」の北村龍平さん、アクションにはなかなか妥協しない監督で、ゴジラでも一歩間違うと演者はもとより撮影者も大怪我を追う可能性のある機材を平気で使ったりする人なのでアクションがたっぷりある作品だと見る前からわかりました。内容はルパンがチームを組む前の話になるのでアニメで言うと1作目のTVシリーズの五右衛門と出会う話までを無かったことにして、そこに入る感じですね。少し時間軸が違うものになっています。劇中先代のフィアット500が活躍しますが、後部ハッチを開いて短期間のターボをやって欲しかった。突っ込むとすれば、おしまいのほうにある軍隊が襲撃をかけてくる場面で、その前の同じ場所でのシーンでは地雷を避けてジグザグに慎重にやってきたのに、軍は横一列で歩兵も引き連れているのに地雷はまったくの無視と言うか無かったことになっている。東南アジアで主に撮影されているので外国へも売り込みはしやすいのではないでしょうか?もちろん面白かったです。