天空の蜂
なぜか集中した日本が核の脅威にさらされる映画のひとつです。自衛隊の新型大型ヘリがお披露目当日に何者かによって奪われ、高速増殖炉に向かっていく。そのなかにはヘリの設計者の息子が探検と称して入り込んでいた。高速増殖炉の上空に陣取ったヘリ、その犯人から届いたメッセージには日本中の原発を止めろというもの、従わなければヘリを落とすというものだった。原作は20年前に書かれていて原発とその反対派賛成派の対立や原発事故の発生に対する懸念が盛り込まれていたがさっぱり売れなかったらしいがその後の事故により予言書のように扱われる。原作とは色々変更が加えられているらしい。パンフレットによるとヘリ ビッグBはサンダーバード2号をイメージしてデザインされたらしい、たしかに高い位置にあるコックピット、ノーズ下部の段差など髣髴とさせるものがあります。しかし、なぜその形なのかという説得力が薄く、ノーズ部をえぐれさせるなら底にドーム式複合カメラを設置するとかあったかなと思います。CGは結構がんばっていたとは思いますがもう一つなじみが甘いような気もする、やはりミニチュアを屋外で太陽光で撮影したほうが背景とのなじみがよかったな。劇中で語られる蜂の話はニホンミツバチがスズメバチによって巣が襲撃されたときにスズメバチを包み込んでいっせいに羽を振動させて熱を発生させてスズメバチが死んでもミツバチはぎりぎり死なない温度にする鉢団子といわれる防御方法のことです、ですからこのヘリは大きなミツバチってことです。しかし、セイヨウミツバチはこの能力を持っていないので養蜂で使われる蜂が全滅することがある。【楽天ブックスならいつでも送料無料】天空の蜂(上) [ 猫田ゆかり ]【楽天ブックスならいつでも送料無料】天空の蜂(下) [ 猫田ゆかり ]【楽天ブックスならいつでも送料無料】天空の蜂 [ 東野圭吾 ]