人生の約束
財政面と人手不足から曳山を西町に譲った四十物町だが次の祭りでは最後に引かしてくれるという約束はなかったことにされ悔しい思いをしていた。東京のIT企業の社長中原は弱った会社を買収し取り込んで会社を大きくしてきたがそのワンマンぶりに誰も文句を言えずにいたが、共同で立ち上げた副社長の塩谷が辞めてからは傲慢になっていった。ある日、3年も音沙汰無しだった塩谷からしきりに着信があり無視をしていたが気になって故郷の富山に行くと塩谷の葬儀の最中だった。病気のことも家族のことも知らなかった中原は塩谷の娘と話しをするうちに奪われた曳山のことを聞き、西町の会長に買戻しの話をするが約束を守らなかった当の本人である会長はそんな約束はしていないとしらをきりさっさと去ってしまう。同じころ会社では粉飾決算の捜査が入っていた。なんでも金で解決できると思っていた中原が友人の死によって優しさを取り戻すまでの話です。初めて予告を見たときには見るつもりはなかったのですが「ありがとう、浜村淳です」の映画の解説で話していたことで興味が出てきました。年をとると涙もろくなるといいますが、しょっちゅう泣いてました。