キング・アーサー
イギリス人なら誰もが知っているアーサー王伝説のガイ・リッチー版です。叔父に父親をである王を殺され一人逃げ延びた幼いアーサーは娼館の女性に拾われそこでいろいろなことをしながら街の顔役になっていったが、或る日捕えられ岩に刺さった剣を抜くための行列に並ばされた。誰も抜けなかった剣を抜いたとき、すさまじい力に耐えきれずに気を失い、気が付いた時には宿敵と対面していた。昔に見たアニメでは少年が主人公で周りに剣豪が集まって”円卓の騎士”を構成していたが、この映画では騎士と呼べるのはわずかで、そのほかは町のごろつき・・・・マーリンが導いていくはずが、弟子なのか仲間なのか魔術師の若い女性がアーサーを手助けしていきます。娼婦に育てられたという設定のため、女性を痛めつけることには我慢がならないようで、娼婦たちを助けるために死を覚悟したり、助けるのはまず女性だったりします。兄を裏切って魔物と取引して力を得ようとすると城の地下の水たまり?地底湖?に代償として愛する者の血をささげるというのがあるんですが、言葉そのままの意味をとると、殺さなくてもある程度血を吸わせるだけでよかったんじゃないかと思ってしまう。いっぺんに血を吸い尽くすより少量ずつでも長期間血を分けてもらうほうが殺さずに血を与えることができる双方に利益のある取引だったんじゃないか?ということを言ってしまうと妻や娘を殺して魔力を得た王には元も子もないでしょうが、相手に言われるままするのでは自分の不利な取引になってしまうということで、そういうずるがしこさがない馬鹿正直な人間だったと言える。図説アーサー王伝説物語 [ デーヴィド・デー ]アーサー王と聖杯の物語 サトクリフ・オリジナル2 [ ローズマリ・サトクリフ ]アーサー王物語 (偕成社文庫) [ ジェイムズ・ノウルズ ]【映画ポスター】 キング・アーサー ガイ・リッチー /インテリア アート フレームなし /REG-両面