ユリゴコロ
カフェを営む幸せいっぱいの若いカップルだが、父親が余命わずかと知り、恋人も失踪して情緒不安定になってしまった男。その男、亮介が父親の部屋で見つけた1冊のノート、そこには人を殺してきた告白がつづられていた、うなされるほど気分が悪くなるのだが、続きが気になり読み進めていくのだが・・。恋人の元同僚が伝言を頼まれたと言ってやってきたことから亮介は自分の中に抑えきれないものがこみあげてくるのに戸惑っていたが。予告ではいろいろと入り混じっていたので予想していたものが全く違っていたりしました。吉高が手首に縄を巻かれて謝っているところなど、てっきり警察に捕縛されているのだと思ってました、よく考えると、江戸時代じゃないんだから連れて行かれる時は手錠でしょ・・・。そのシーンが出てくるまで、いつ警察が来るのかとみてました。後見ていて気になったのが、側溝に落ちた帽子をとろうとしている子供を手伝う時に側溝の鉄板のふたを端から持ち上げていますが、その鉄板には鉄筋で作られた持ち手がついていたんですよね、その時にそんなことまで気が回らないと言われてしまえばおしまいなんですが、持ち上げた鉄板の下に何か噛ませて落ちないようにするとか、方法はあったはず。細谷さんが初めて来たときになぜか左腕のカットがありましたが亮介がそこを気にする理由がその時点ではないはず、伏線としてはあったほうがいいのですが見ているほうからすると腕時計が気になったのかと思ってしまいます、恋人がしていたのと同じものだったとか、そのシーンで腕が気になるような前ふりはなかったはずなので、亮介がいつも相手の腕を気にしているというものでない限り理屈に合わないでしょう。結末に関することなら、やくざを皆殺しにするなんてどんな戦闘能力を持っているんだと、部屋にはビデオカメラが3脚に付けて置かれてましたが、中身は抜いたのか?女を監禁してその場にカメラがセッティングしてあるということは使われたと判断して、後々それを警察が見つけてしまうのを避けねばならないでしょう。亮介が持って行った包丁が現場に忘れられていたように思うが大丈夫なのか?指紋をつけないように気を付けたようにも見えないし・・・。このままだと亮介が犯人として捕まるんじゃないか?行ったときには死んでましたっていうのは通用しないだろう。吉高のセックスのイメージシーンでひっつきむしが大量に裸にくっついているのだが、払いのけるときに、よく見ると肌に結構強くくっつけているのか少しはがれにくいように見える。ユリゴコロ (双葉文庫) [ 沼田まほかる ]コミック版 ユリゴコロ(下) [ 亜月亮 ]