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カテゴリ:ぶらりの生活
2月某日。 栃木県の足尾に行ってきました。 J桐生駅からわたらせ渓谷鉄道に乗って、揺られること一時間半。 終点の間藤に着きます。 栃木県の足尾町はかつて銅の生産で栄えた町です。ピーク時(大正5年・1916)の人口は38,000人。そのうち22,000人が銅山関係者でした。 当時の年間生産量は約6000トン。 それは国内生産量の40%に当たります。 日本はもちろんアジア全体でも最大の規模を誇っていました。 その後「足尾鉱毒事件」などを経て、昭和48年(1973)に操業停止。 現在の人口はピーク時の10分の一の3,000人にまで減少。 深刻な過疎化が問題となっています。 写真の出典は三省堂「画報日本近代の歴史5」 かつての鉱山住宅。 現在は倉庫として使われているようです。 旧精錬所。 中は立ち入り禁止となっています。 旧精錬所の煙突。 もう、ここから煙が出ることはありません。 操業時、現在の終点(間藤)から精錬所内まで延びていた旧足尾線の廃線部分。 トンネルと腕木式信号。 閉山から39年。 かつて、日本の近代を支えたレールは閑かに朽ちていきます。 間藤2 posted by (C)きたあかり トンネル4 posted by (C)きたあかり 足尾篇に続きます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.02.18 10:03:14
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