カテゴリ:books
久々に本の話を書きます。
最近はガーデニングやDIYの本や雑誌ばかり読んでいて、小説はとんとご無沙汰。 仕事上、ドラマや映画を見なくてはいけないんだけど、テーマというものにうんざりした、ということもある。 ドラマや映画の製作サイドは、今に生きる女性の生き方を描いた、とか、命の大切さを訴えたいとか言う。 でも、生き方やら命の大切さを、ドラマや映画から知りたいとは思わない。(少なくとも僕は)。 そんなことは現実社会で、みんな分かっている。そういうことを本気で訴えたいなら、出馬せよ、と思うわけです。(これはかなり本気な意見) もっと極端なことを言えば、ドラマや映画にテーマはいらない。見ている時間だけ、楽しませてくれればいい。しかし、そんなことすらさせてくれない作品が多すぎる。 さて、「夜のピクニック」。 夜のピクニック 作者恩田陸の非常に個人的な思いが読んで取れ、恩田作品のベスト3に入る出来映え。 昼夜通じて80キロを歩く高校の「歩行祭」での出来事を描く。ただ歩くだけの行事。そこで静かに揺れる高校生たちの思いに次第に引き込まれる。 聞きかじった話では、歩行祭は恩田さんの出身校で実際に行われたイベントだそうだ。恩田さんはその空気感をただ記録したくて、書いたんじゃないか。もちろん、テーマはあるのだが、それに溺れることなく、濃密なストーリーが展開されている。 ↓ランキング参加中です。現在56位。お帰りの際にポチッ!をお願いします。 ガーデニングしよう! 去年の日記は? 2005/7/7 【新製品】今度のモールスキンカバーはペンホルダー付き!!
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Last updated
2006/07/09 01:57:40 AM
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