テーマ:九州 旅と食(1340)
カテゴリ:旅
ここはもともとは大分県立図書館(1966年)で、大分出身の世界的な建築家磯崎新氏が設計した。90年代に入って、取り壊しの話が持ち上がったが、反対の声によって、アート施設として再生されることになった。 95年には県が市に無償貸与、再び磯崎氏の手によって、リニューアルのための設計がなされ、翌96年から工事が始まった。運営にあたっては条例も定められ、98年からアートプラザとして、市民アートの展示のほか、制作の場として親しまれている。また3階には磯崎氏の作品模型、パースなどを常設展示。スクラップ&ビルドの運命に晒されている近代建築の新たな可能性を提示した。 建物を見ると、コンクリートの塊が突き出し、途中でスパッと切られている。これは建物としての拡張の可能性「未来」と「断絶」を意味するようだ。 とにもかくにも、磯崎氏の初期の傑作がこのようにして残され、活用されたのは大きな事件と言える。 写真では見ていたが、実際見ると、迫力が全然違う。 近代化遺産である検見川送信所も、このように残せないものだろうか。 去年の日記は? 2006/8/25 北欧インテリアの宝庫「TIMBER YARD」@稲毛海岸 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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