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書斎と聞くだけで思わず反応してしまう無類の書斎好きとしては、傑作と呼ばれる小説群よりも、先に手をとってしまった。残念ながら、これも絶版。図書館で借りた。
男にとって書斎は隠れ家である。秘密基地であり、思索にふけったり、ぼうとしたり。孤独を楽しむ場所である。 ただ、昨今の住宅事情で書斎を持つお父さんは恵まれていると言っていい。そこにガンロッカーがあるというのは、一体どういうことなのだろう? この本は「ミステリマガジン」(昭和58年1月号~12月号)と「モデルガンチャレンジャー」(昭和58年9月号~59年8月号)に連載されたコラムをまとめたもの。 ハンターでもある稲見一良さんがガンを中心にハードボイルド小説、西部劇、アクション映画について語る。そのウンチクたるや半端じゃない。なるほど、と膝を打つ。 「膝を打つ」とはいうが、膝を実際に膝を打つ人はあまり見たことがない。じたんだを踏んでいる姿も。昔の人は感情表現が豊かだったのだろう。 閑話休題。ともかく、読んでいるうちに、登場する小説、映画を見たくなってしまうのだ。このウンチクぶりは短編「オクラハマボーイ」(「花見川のハック」収録)にも伺うことができる。 稲見さんは銃を通じて、男の生き方、生き抜くとは何かを語りかける。彼にとって、銃とは人殺しの道具ではない。狩猟にも美学がある。 「銃器を扱う者の、自らに律した厳しいモラル、その辺りがキチンと描かれている小説や映画に出会うと、ほっとする」 「警察銃や軍用銃はいざ知らず、猟銃を撃つのは2発でいいとぼくは考える。撃ち返してくることもない鳥や獣に向かって、3発も4発も撃つのはみっともない」 読んでいて、思い出したのだが、僕も中学時代、いくつかモデルガンを持っていた。 思いが深いのはワルサーPPKだ。PPKはジェームズ・ボンドが愛用していた銃。ボンドよろしくとばかりにサイレンサーまで装着した。 ウジー、ベレッタ、ブローニング、コルトガバメント。これら銃の名前は全て映画で覚えた。映画はいろんなことを教えてくれていたなぁと改めて思った。 ところで、日本で銃を持つのは面倒なようだ。ライセンスの更新は面倒な上、忘れると、没収される。警察からは「あそこ(稲見さん)の夫婦仲はどうだ?」などと近所を素性調査されたこともあったそうだ。銃への偏愛がなければ、耐えられないだろうなぁ。 未来へ残そう 過去の財産 日本初の国際放送77周年記念イベント「ほぼ満月ただの月見@検見川送信所」は10月27日(土)午後3時、千葉市花見川区・新検見川駅近くの「はなのわ広場」で無事終了しました。 イベントの様子は11月14日(水)の「ニュースC-master(ニュース・シーマスター)」(月~金曜、夜9時から9時55分)で 約10分間、特集されます。千葉近県の方はぜひ見てください。 「検見川送信所を知る会」では仲間を募っています。入会していただける方はこちらのメールフォームから「入会希望」と明記の上、 お名前(ふりがな): ご住所:〒 電話番号: メールアドレス: をお知らせください。 メールマガジン「検見川送信所J1AA通信」を購読していただける方は以下のURLからお申し込みください。 http://www.mag2.com/m/0000246340.html バックナンバーも読めます。 検見川送信所についてはここで過去記事をまとめています。 日本初の国際放送を行うなど日本の通信に大きな貢献をした近代化遺産・検見川送信所が取り壊しの危機にあります。これを保存、再生できないかを考えるプロジェクトです。 賛同してくださる方は以下のソースを貼り付けてください。 <a href="http://moleskine.air-nifty.com/photos/kemigawamusen/" target="_blank"><img src="http://image.space.rakuten.co.jp/lg01/47/0000060947/20/img2159e7f1zik6zj.jpeg" width="170" height="60" alt="musenhozon.jpg" border="0"></a> 楽天で自転車を探す 去年の日記は? 2006/11/2 小屋作り(5)~ミニウッドデッキ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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