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セント・メリーのリボン 千葉市花見川区在住だった作家、稲見一良さんの短編集。94年に亡くなり、絶版が多い作家だが、熱狂的なファンを持つ。昨年3月に文庫化された時には、06年版「この文庫がすごい!」で2位に輝いた。 この文庫がすごい!(2007年版) このベストテンの1位は「博士の愛した数式」(小川洋子)。 博士の愛した数式 3位以下の「本格小説」(水村美苗)、「レキオス」(池上永一)、「模倣犯」(宮部みゆき)、「第三の時効」(横山秀夫)、「阿修羅ガール」(舞城王太郎)といった近作を抑えての”銀賞”というから、ホントにすごい。同書は1993年に新潮社から刊行。稲見さんの死後12年も経って、再評価を受けた。 本格小説(上巻) レキオス 模倣犯(1) キラリと光るのは、「花見川の要塞」と表題作だと思う。「花見川の要塞」は既に紹介したので、今回は表題作について。探偵ものだが、猟犬探しが専門というから、ちょっとというか、相当変わっている設定だ。 竜門卓は祖父から相続した大阪・能勢の山林に住んでいる。ある時、盲目令嬢の盲導犬探しを依頼されて…といったストーリー。 ユニークな設定、ハードボイルドでかつ優しい男の物語。ネタばれにもなるので、詳しくは書けないが、木枯らしが吹く、これからの季節に読むと、ぐっと心が温まる。 同じ竜門卓を主人公にした「猟犬探偵」も昨年、同じく光文社から文庫された。 猟犬探偵 子供のため 未来へ残そう 過去の財産 日本初の国際放送77周年記念イベント「ほぼ満月ただの月見@検見川送信所」は10月27日(土)午後3時、千葉市花見川区・新検見川駅近くの「はなのわ広場」で無事終了しました。 イベントの様子は11月14日(水)の「ニュースC-master(ニュース・シーマスター)」(月~金曜、夜9時から9時55分)で 約10分間、特集されます。千葉近県の方はぜひ見てください。 「検見川送信所を知る会」では仲間を募っています。入会していただける方はこちらのメールフォームから「入会希望」と明記の上、 お名前(ふりがな): ご住所:〒 電話番号: メールアドレス: をお知らせください。 メールマガジン「検見川送信所J1AA通信」を購読していただける方は以下のURLからお申し込みください。 http://www.mag2.com/m/0000246340.html バックナンバーも読めます。 検見川送信所についてはここで過去記事をまとめています。 日本初の国際放送を行うなど日本の通信に大きな貢献をした近代化遺産・検見川送信所が取り壊しの危機にあります。これを保存、再生できないかを考えるプロジェクトです。 賛同してくださる方は以下のソースを貼り付けてください。 <a href="http://moleskine.air-nifty.com/photos/kemigawamusen/" target="_blank"><img src="http://image.space.rakuten.co.jp/lg01/47/0000060947/20/img2159e7f1zik6zj.jpeg" width="170" height="60" alt="musenhozon.jpg" border="0"></a> 楽天で自転車を探す 去年の日記は? 2006/11/7 ファイバーツリー お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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