オバマ民主大敗の3つの要因。
多摩大学湘南キャンパスの学園祭での寺島学長の講演。「世界の構造転換と日本の進路」。参加者は市民を中心に250人。 * オバマ民主大敗の要因。期待が失望に変わった。要因は、金融規制法・医療保険改革・グリーンニューディール。 * 金融規制法で金融界の怒りを買った。医療保険改革で貧しい人の分まで負担したくないというアメリカのDNAに火をつけた(茶会運動)。グリーンニューディールは財政の無駄遣いとの批判。 * ジョブレス・リカバリー(雇用無き回復)の原因は財政支出によるカネが株や資源に向かっているから。 * アメリカは経常収支(貿易)の赤字を資本収支で埋めるという経済構造だったが、世界からカネが集まらなくなった。これがドル安の主因。 * 9.6%の失業率。しかしチープジョブ(労働の喜びを感じられない仕事)が多い。失業率は時差死は20%か。 * TPP関係。今の関税は、米778%、麦258%、コンニャク1706%。これに補助金が加わるという構造。 * 日本の農業はやれる。「高いが、安全でうまい」が世界の評価。37万haの農耕放棄地。農業所得者は極めて安い。農業生産法人や農業流通法人という株式会社農業で年収300-400万という構造をつくっていく。 * 自動車の次のプラット型産業。中型旅客機(MRJ)(ANA50、アメリカ10機。500機あれば)。今まであった市場の壁はなくなった。羽田空港国際化とLCC(ローコストキャリア)。アジアの勃興という背景によるアジア大移動時代(マーケットが変わる)をこの三点セットで迎え打つ。 * 羽田後背地産業の育成。川崎医療特区。新しい工業団地。京浜工業地帯は倉庫とマンションになった。東京湾は輸入のみという現状。 * 多摩学。多摩のDNA。新撰組。労農運動のメッカ。負けじ魂、エネルギー。-------------------インターゼミ。論文提出に向けて胸突き八丁。f:id:k-hisatune:20101106162555j:image------------------「知の現場」(久恒啓一監修・NPO法人知的生産の技術研究会著)の電子ブックが発売された。10/29に「理想書店」で配信開始。http://www.dotbook.jp/risoushoten/items/info/tyk0008-rvtcrtrvp来週末11/12には、「電子文庫パブリ」でも配信開始の予定。http://www.paburi.com/paburi/-----------------「知的生産手帳」を書店の店頭で見かけることが多くなった。以下、アマゾンの最新書評。よく理解していただいている。f:id:k-hisatune:20101106115008j:image使ってみる価値、アリ。, 2010/11/5 By Tack (北海道江別市)昨今のビジネス誌で効率の良いスケジュール管理について取り上げられているのをよく目にする。iPhoneなどのスマートフォンをはじめとしたディジタル・ガジェット。それに対してのアナログは、「手帳術」という言葉もあるように、手帳の類が注目されている。さて、この『知的生産手帳2011』であるが、タイトルのとおりこれは「手帳」である。しかしこの「手帳」には「使い方」が存在する。何せ手にとってすぐ目に付いたのは、帯紙に躍っているコピーである。『あなたの人生を「視覚化」する手帳です』。そのために「使い方」が存在するということだ。「手帳」といえば、主な用途はスケジュール管理やメモ、アドレス帳などであろう。しかしこの「手帳」は「人生を視覚化する手帳」らしい。なるほど、冒頭から36ページに亘って続く「使い方」と、メインとなる手帳の部分を見て了解した。この手帳は2011年版ではあるが、2011年が終わり巻末に近づくと「一生の計画」というページがある。つまり、従来の手帳ならば一年間しか計画することがきなかったが、この「手帳」は、今後何年も何十年も(!)先のことも計画できるのである。また肝腎な手帳部分(スケジュール管理) にも触れておきたい。主な内容は月間予定表と週間予定表である。特筆すべきは週間予定表で、最近流行している縦方向の時間軸に予定を記入するバーティカル・タイプであり、時間帯は朝5時から深夜1時まで。十字リーダも入っており、使用者が使いやすいよう配慮されている。1ページあたり二日分という余裕ある記入スペースもありがたい。さらに各ページの上部(ヘッダ)には、偉人・著名人らの名言が掲載されており、下部(ヘッダ)にはその日に生まれた偉人・著名人の名も記されており、手帳を開くのが楽しくなるような工夫もなされている。従来の「手帳」とは少し違ったこの「手帳」。試す価値、アリ。