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1950 属国日本の源流アメリカ ジョン・フォスター・ダレスの遺言(?)です。 ダレスはサンフランシスコ平和条約で取りまとめ役を果たし、同時に日米安全保障条約の締結を導いた。ジョン・ダワーによると、ダレスは締結後に以下のように述べたという。(ジョン・ダワー著、猿谷要監修、「容赦なき戦争 太平洋戦争における人種差別」、508~510ページ、平凡社、2001年、John W.Dower,War without mercy,page310,311,Pantheon Books,1986) 他のアメリカ人と同様、占領によって改革されたとは言え、約6~7年前まで熾烈な戦争をした相手の日本人を信頼できるか疑っていた。アメリカと交渉する裏で、中華人民共和国とも通じているのではないかと疑っていた。他のアジアの国々に対して日本人が、しばしば持っていた優越感と、西側陣営の「エリート・アングロサクソン・クラブ」に入る、という憧れを満たすことで、日本人のアメリカやイギリスなどの西側陣営に対する忠誠をつなぎ止めさせるべきだ。日本を再軍備させ、自分たち西側陣営に組み入れるということと、一方、日本人を信頼し切れないというジレンマを日米安全保障同盟、それは永続的に軍事的に日本をアメリカに従属させるというものを構築することで解決した。
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Last updated
October 8, 2019 10:37:39 PM
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