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August 24, 2006
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カテゴリ:たまには雑談
自宅に何かと書類がたまり、困っていたので、シュレッダーを買おうかと思っていた矢先にシュレッダーの事故の事を知った。

業務用のものは紙の投入口の中央部にセンサーがついていて、事故防止対策が施されている。事件の元となったシュレッダーは家庭用のものなのだと思う。個人情報がもれることを嫌う風潮が高まる中で、事務機器のメーカーが家庭内でのそのニーズを見越して商品化したものではないか。価格も手ごろでもあり、そこそこ普及したのだろう。

しかし、安かろう、悪かろうでは困るのだ。メーカー側は、問題が露見してから付属部品を無償提供するなどの対応をとってはいるが、これまでに、何件も、子供が犠牲となる事故がおきていたとは驚きである。

これがそのまま、メーカー側の製造物責任を問えるものかどうかは分からないが、業務用として会社等で使われるのであれば、その使用頻度も高く、このような事件がおこることはあまり予想されないが、家庭用として提供されるものについては、さほど使用頻度が高くはなく、さらには子供ならずとも、まったく使い方を知らない家庭の誰かが触れることも予想される。

メーカー側はそのことについて、少し、工夫が足りなかったのではないだろうか。日々、送られてくるDM、ごみと一緒に捨てることが躊躇われる紙は各段に増えている。それを商機とみて、シュレッダーを提供しているメーカーは製品を市場に投入したのだろうが、少し、配慮が足りなかったようだ。

また、この手の事件が一般に報道される前に、メーカー自らが製品の不具合、問題を公表し、その対策を講ずるべきではなかったのかと思う。製品のリコールは自動車の世界だけの話ではないはずだ。特に、今回、問題の製品を提供したO社は、一族経営、兄弟経営でうまくいっていると最近の経営雑誌でも取上げられており、小生も注目していたエクセレントカンパニーであっただけに、少し残念に思う。

企業の社会的責任(CSR)というものをあらためて、考えさせられる事件ではないだろうか。CSRという言葉が聞かれることは多くなってはきたが、実際には、それを実践する企業はまだ少ないようだ。

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Last updated  August 24, 2006 03:44:04 PM
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