春の奈良西ノ京薬師寺
遠くから訪ねてくれた友人と薬師寺花会式へ。薬師寺始めて☆という友人は、写真でみてたけど、やっぱり豪華やねぇ~と。確かに、古色蒼然というのが、昔からあるお寺のイメージだから、大和古寺巡礼の雰囲気を残すのは、東塔と東院堂と、周りの崩れた築地塀くらいかなぁ~でも、薬師寺はこれでいいのよ☆天平時代には,この豪華絢爛の姿でこの地に建っていたんだから。他に高い建物がない時代、遠くからでもこの二つの並び立つ塔は見えていたはず。平城京に向かう官人も西市に集う人々も、それを見て仏の国を想像したはず。薬師寺花会式は、薬師寺の修仁会の行事(ちなみに二月堂お水取りは、東大寺修仁会の行事)修仁会というのは、国家繁栄、五穀豊穣、天下泰平などを祈るお寺の年間行事の中でもっとも大切な行事なのだそうだ。薬師三尊像には、色とりどりの造花が供えられていた。春がきたんだなぁ~、ほんとに華やか☆梅、桜、山吹、藤、菊、牡丹・・近隣の家々で手造りされるという造花はほんとに見事。どうやって造ってあるのかしら・・講堂の中では、お坊さんの説教が行われていた。このお説教、ベースは同じなんだけど、人によって、少しづつ違うのよね。今日はどうかしら・・と椅子に座って数分、後ろをちらりと振り向くと、後ろに座ったはずの友人の姿がない。あれ?と見渡すと、もう立ち上がって一番後ろで、まだぁ~?という顔で私を見ていた(^^;確かに今日の説教師さんは、面白くなかったけど・・途中で席を立ったら気の毒よ~(>_<) しようがないなぁ~(^^;奈良の古椿「讃良(ささら)椿」と書いてある立て札に惹かれて、東院堂横手へ・・真っ赤な小ぶりの花が咲く椿の下には、並べたような散り椿。このネーミング、この寺を建てた天武天皇の皇后、持統天皇の名前、鵜野讃良(うののささら)からきてるんだろうな。 薬師寺参拝を終わって、お昼ご飯を食べに、草の戸(へ)に。薬師寺と唐招提寺の間の道を通りながら、こんな風景の中を歩くのって、ほんと久しぶり、気持ちいいねぇ~と友人が言う。水仙が香り、菜の花が咲き、レンギョウ、ボケ・・春が目を和ませてくれる。少しトウのたった土筆も見つけた☆ 大和棟の民家をつかった「草の戸(へ)」とお料理