あれだけ腹立って、
あれだけ地団太を踏んで悔し涙を流し(チョイ大袈裟)
あれだけ、
「真面目に働けぇーーー!」
「お前らなめとんのかー!?」
「ウィンカー点けんかい!!!」
「時間守れよ、このタコ!」
等と、日々叫んでいたというのに。。。。
何度も何度も、
「もう潮時だな。」
って、思ったって言うのに。。。。。。
何なんでしょう。。。。?
いざ、本土に帰る事が決定した途端に、
空しくなっちまったよ。(笑)
一瞬、【中国】と言う話も出たんだけど、
長女の、
「今更中国なんて!
私そんなんだったら両親と離婚する!!!」
*no offence*ネ。
と言う、想像以上の過激な反応だった為に、
旦那の考えは、決まったみたい。
今思えば義母が頻繁に、時にはほぼ強制的に、
私達夫婦に2人だけで出掛けるチャンスを与えてくれた。
そんな事は、以前は子供が小さかった事もあったけど、
直ぐ周りに身寄りが無かった本土では皆無だった。
そしてプエルトリコでは、夫婦で出掛けるパーティーが多くて、
普段着れないようなドレスなんかも着れた。
パーティーでの行儀作法や身のこなしとか、
社交性を身につけるのにも、とっても貴重な体験をする事が出来た。
但し、ちっとも様になんなかったけどね。。。(苦笑)
そしてなによりも、
義父の最期を見届ける事が出来た。
プエルトリコへの駐在が決定する直前に、
義父の癌宣告の悲報を受けたばかりだった私達にとって、
ここへの駐在の話がまるで、
「義父との最後の時間を思う存分過ごしなさい。」
という、
旦那の会社からの【プレゼント】という風に思えてならなかった。
余りの偶然に、神の存在を意識した瞬間でもありました。
もう一つ大事な経験をする事が出来た。
それは、旦那の親族と本土では味わえなかった、深い交流を持つ事が出来た。と言う事。
親族に囲まれる生活の楽しさ温かさ、というのは、
引越し族の私達家族には、経験出来なかった事ばかりでした。
そう振り返ってみると、
プエルトリコ滞在は、しんどい事も本当に多かったけど、
そんな事は比較にもならないほどの、
お金で買えない貴重な体験を積む事が出来たんです。
出来るなら、ここにもっと居たい気持ちもある。
でも、
私達家族はいつも、今までの人生
良い事にしろ悪い事にしろ、
事の“なすがまま”に任せて来ていた。
時の流れに身を任せ~。。。。と言う歌もあったけど、
本当にその通りなんです。
Let it flow.....ってなもんでしょうか。(笑)
残り少ないここの生活、思う存分エンジョイしたい。。
未だお礼を言うのはちょっと早いけど、
プエルトリコ、ありがとう!
と、声を大にして言いたい。。。。。
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Last updated
2005/10/04 11:07:35 AM