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2006/03/24
テーマ：海外生活(7774)
カテゴリ：カテゴリ未分類
今日はPennsylvaniaで出会った、動物達との思い出を書いてみたいと思います。 以前に私達の住んでいた辺りは、自然が一杯でした。 プエルトリコとは又違った意味で、自然と触れ合うチャンスが豊富にありました。 鹿が頻繁に出現するので、 “鹿さん注意”の標識も 至る所で見かけます。 時々親子で、道路脇の森を歩いていたりするので、 引っ越した当初は、一々車を停めて眺めたりしてました。 それから、行き成り飛び出して来たりするので、夜は特に怖いんです。 急に飛び出して来た鹿を避け切れずに、交通事故になってしまい、 鹿も人間も命を落とす。と言う事件は珍しくありません。 聞く所によると、車のヘッドライトに惹き付けられて、 道路に出て来てしまうらしいのです。 一応柵の様なガードが敷かれているけれど、それにも限界があるようです。。。。 運転中に道路脇で車に轢かれた鹿や、 その他の小動物の亡骸を見る度に、心が痛みます。 で、この鹿なんだけど 鹿にはシカダニが付いているので、下手をすると私達が、 ライム病（Lyme disease)になってしまう恐れがあるので、 学校から子供達へ、 むやみやたらに近ずかないように。と、強く言い渡されています。 鹿が原因でライム病になる訳ではないのですが、やはりシカダニが付いているので その様に教育されていました。 シカダニだけではなく、どんな虫が媒体になるか解らないので、 何の準備も無く森林へ入り込むのは、なるべく避けるようにしていました。 一般に森林の中へ行く場合には、虫刺され予防の為に、 長袖長ズボン、帽子の着用、虫除けスプレーは当たり前ですよね。 それから、 私がおったまげたのは、 サマーキャンプに行っている、子供達を迎えに行った時の事です。 「今日のキャンプはどうだった？」 等と、車内で騒がしく話をしながら山道を下っていると、 「マミー！ ターキーだよ！ターキー！」 「ガボガボー！！」 と、子供達が車内で大騒ぎ。 何と野生の七面鳥が６、７羽程歩いていたんです。 すると急に止まった車に気付いた七面鳥ちゃん、行き成り 「ガボガボガボー！」 本当にガボガボーって、鳴いたから、 未だ本物の,生きた七面鳥を見た事も無かった、私と子供達は大受け。（笑） 七面鳥とコンタクトを取ろうと、皆で窓から身を乗り出して、 「ガボガボー！ ガロロロロロー！」（返事のつもり） 車内で大ハシャギでした。 あれから自宅の近所も含めて、3回程見かけました。 でもね、良い事ばっかりって訳でもなかったんです。。。 （ここからは、ちょっと汚い話題ですよー。） 私がこの可愛い自然の動物達から、最悪の被害に遭ったのが、 “屁” で、有名なスカンクちゃん。 スカンクのオナラの臭いって、 どんなだか知ってますか？（え？知りたくも無い？） それでは知らない人の為に。。。 私の感想はね、 タイヤの様なゴム製品を焦がしたような臭い。って感じです。 でもそれだけじゃなくて、物凄い刺激臭だから、 目がシバシバして来ちゃって、開けていられないくらいに強烈なの！ 勿論彼等にとって、身を守るための武器だから、 強烈じゃないと困るんだろうけど、 マジで、これはヤバイっす。 息もまともに出来ません！ 一度こんな事がありました。 朝方、「ハッ」と目が覚めた私。 寝ぼける間もなく、物凄い異臭の為に咳込んでしまったんです。 「あ、これはスカンクの臭いだ！」 家中に漂う、ゴムの焦げたような臭いで、 直ぐに犯人が分かったのは良いんだけど、 良く考えたら、窓を開けていいのかどうか？って、迷っちゃったんです。 だって、この臭いは外から入って来た訳でしょう？ まさか家の中にスカンクなんて居る分けないし。。。 こんな強烈な臭いの空気を思いっきり吸って、 呑気に“ごぉーごぉー”と、高いびきをかいている旦那に、 ちょっと興醒め。 アザラシのように横たわる旦那の身体を、 思いっきり揺すったり、枕でひっ叩いたりして、 どうにか彼を起こして（前にも書きましたが、彼は震度５位の地震でも起きません） 取り合えず窓を開けずに、この臭いが鎮まるのを待つ事にした。 そんな中、 子供達が結局最後まで起きなかったのが、奇跡としか思えません！ 後で考えてみたら、裏庭にはデッキが張ってあるんだけど、 もしかして、そのデッキの下でスカンクちゃんが、 放屁してくれちゃったみたいなんだよねぇ。。。（苦笑） というのも、以前からこのデッキの下には、 可愛い野ウサギちゃん達が住み付いたり、 猫がよくたむろすみたいで、以前からよく出入りをしていたんですね。 だからきっとスカンクちゃんが、デッキの下で放ってくれちゃったんで、 その臭いが上に上がって来て、家中に充満したんじゃないか。。。？ って事になったんです。 しかもその後、 その強烈さを裏付ける様な事がありました。 日本から家族が遊びに来ている時のことです。 （これはニューヨークのロングアイランドでしたが） 車を走行中に、車内に行き成りスカンクの、あの臭いが充満！ すかさず、「お、この辺でスカンクが放ったみたいよ！」 そう叫んで窓を全開にして空気の入れ替え。 それから1分程走行した後、 何と道路上に、スカンクの死骸が横たわっていました。 それを見て妹が、 「車に轢かれた時に、“おなら袋”が破裂しちゃったんだよきっと。。。」 本当にそうなのかは解らないけど、もしそうだったら 凄い威力なんだな。。って、変に感心してしまったものでした。 さて、臭い話題はこの辺にして、 当時、郊外に引っ越した利点で、 割と広い庭を持つ事が出来て嬉しくなった私は ガーデニングなんぞをしてみようかなー。等と考えて どうせやるなら、実のなるものを植えたいわぁ。（食いしん坊！）と考えて、 トウモロコシやら、かぼちゃ、枝豆、トマト等を植えたんです。 一応柵もして、後は細めに手入れをして待つのみです。 子供達も、ウキウキ、わくわく。 こういう事となると、 自分から率先して水を撒いたり、肥料をあげたり 雑草を摘んだりと、お手伝いをしてくれました。 一番最初に芽を出したのがトウモロコシ。 日に日にぐんぐん伸びて行きます。 その後芽を出したのが、一番のお目当てだった、枝豆ちゃん。 「お、やったね！」 枝豆は刈り取るタイミングが大事だから、ヘマをしないように。。。 等とウキウキしながら翌日見てみると、 キャーッ！ 何と, 大豆の芽だけが、 無残にも全部食いちぎられていたのでした！ 「う、うそぉー！？」 折角自分で育てた枝豆を食べようと、楽しみにしていたのにぃー！！ ショックで半べそのまま、その場に立ち尽くしてしまいました。 学校から帰って来た子供達も唖然としたまま、 食いちぎられた大豆の芽を、見つめていました。 種を植えた周りの柵も、がたがたに壊されていました。 「はぁ。。。一生懸命育てたのに。。。」 悔しいけど、仕方ないです。 所で犯人は、一体誰だったと思います？ 実は、庭に住み付いていた野ウサギちゃん達だったんです。 でも、何でトウモロコシの芽は食べないで、大豆の芽だけ食べたんでしょうね？ そして、そして。。。。 夏になるとね、“蛍の大軍”が現れるんです。 それも、 思わず手で口を覆ってしまいたくなるほどの、大軍なんです！ 余りに凄いので、ビデオに撮りましたが、 子供達は虫捕り網が無かったので、ＺＩＰ－ＬＯＣの口を開けて、 それを宙にかざして、庭中を走り回りました。 すると中に沢山の蛍が入ります。 その蛍を手のひらに載せて観察です。 こんなに小さい生き物なのに、ネオンの様な光を放つなんて、 自然の生き物って、何てミステリアスでロマンチックなんでしょう！ その光を、じーっと眺めていると、 柔らかく点滅する輝きに、魂ごと吸い込まれて行きそうで、 何だかとても癒された気分になるから不思議です。。。 多分、近くに奇麗な澄んだ水の小さな滝があったり、 小川が沢山あるせいだと思いますが、 西暦２０００年にもなって、 このような大量の蛍が見られるなんて、驚きでした。 私が最後に蛍を日本で見たのは、 未だ小学生の頃だったと記憶しています。 その外にもリスとかモグラとか鷹とか。。。 とにかく沢山の動物達とお目にかかる事が出来ました。 そんな中、庭で子供達を遊ばせていた私の所に、 お隣のレイニーが、泣きながら寄って来ました。 「どうしたの？何かあったの？」 慌ててそう聞くと、レイニーは首を大きく横に振って しゃくりあげながらこう言いました。 「もう！何て野蛮なのかしら！ 家のグラッツキー（シベリアン・ハスキー）が、 野うさぎを追い掛け回して、挙げ句の果てに嬲り殺しにして、 私の所へ持って来るのよ！ これでもう3度目なんだから！ 自分の犬がこんな事をするなんて、信じられないわ！」 初めての子を妊娠中だった彼女は、顔を紅潮させてかなり興奮していました。 「あらららら。。。グラッツキー君。 それは駄目だよー。。。」 幾らワンちゃんの習性とはいえ、 それはちょっとまずいよ君。。。。 私は困った顔で、 レイニーの後ろで隠れるようにしていた、グラッツキーを見下ろしました。 誉められると思っていたのに、 逆に大目玉を食らってしまったグラッツキーは、 耳もしっぽも全て垂れてしまって、しょんぼりしている。 実は私も、同じような経験あるのです。 犬ではなかったんだけど、 昔飼っていた猫が、ハトやすずめ,トカゲを生け捕りにして、 それを咥えて自慢気に、家の中に持って来るんです。 勿論、家中で大騒ぎになりましたよ！ とにかくその場は、彼女を家へ招き入れて 大分落ち着いてから、彼女は自宅へ戻って行ったのでした。 最後に余談で、 未だ渡米して間も無い頃、 近所の主婦達と雑談中に、犬の話になって、 私が一生懸命に, 「シベリアン・ハスキー！」 と、言っているのに、全然通じなかったの。 色々言い方を変えてみるんだけど、一向に通じない。 イライラしながら、 「○○さんの飼っている犬よ！」 と言うと、全員で、 「サイベリアン・ハスキーの事？」 あら、サイベリアンですか。。。。 赤面しつつ、「一つ勉強になりました。」と、照れながら言うと 「皆そうやって少しずつ覚えて行くものよ。」と、励まされたものでした。 犬の名前では、実家の母の飼っていた犬種を聞かれた時も、 同じミスをしました。 「マルチーズ」 が全然通じなかったんです。 因みにこの場合、 「モルティース」 と、発音すれば良い。と、教えられました。 そうそう、グラッツキー君。 散歩には行っていたけど、暫く庭に出される事はなく、 レイニー達は庭を全て囲う、フェンスを敷き詰めました。 グラッツキーは、又生け捕りにして怒られる心配も無く、 思いっきり庭を駆け回って遊んでいました。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
Last updated
2006/03/25 03:57:14 AM
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