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テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:ええ加減にせぃ!
昨日の朝、 身の毛も弥立つような誘拐事件が、Nicoleの学校の付近で起こってしまった。 幸いにして誘拐は、未遂に終わったのだが、 被害者の女の子は怪我をしているのと、 精神的に非常にショックを受けているので入院中です。 昨日の午後、学校から帰った子供達から、 「直ぐに読んで!」 と言われて、School Districtから配られたプリントを読むと、事の経過が書かれていて、恐ろしくて身体から血の気が引いた。 被害者の女の子はNicoleと同じ学年で、隣のクラスの女の子。 何度か話しをしたとこもある子だった為に、Nicoleも身近に起きたこの事件に、かなりショックだったようだ。 事の経過はと言うと、 昨日の朝、いつもの様に学校へ向かうバスに乗る為に歩いていた所、 後ろから来た車から突然男が降りて来て、彼女を無理矢理車内へ押し込めようとした。 だけど、以前学校からこういう場面でのSafety Tipsの講習を受けていたので、 彼女は習った通りに、大声を上げて暴れて抵抗をしたそう。 彼女の抵抗が報われて、犯人はやむなく諦めて解放したそうなんだけど、 犯人と争った時に、何発か顔面を殴られたらしい。 でも、怪我はしたけれど無事に開放されたのは本当に不幸中の幸いでした。 車に入れられちゃったら、もう最後だもんね。 この子が、むちゃくちゃ抵抗して本当に良かった。 やっぱりこういう場面では、 自分の実力以上に抵抗するべきですね。 この辺の危機感を子供達に、今まで以上にしっかりと、 心に刻み込ませる様にして欲しいと、痛感しました。 この事件は、その日の午後にローカルのニュースでも取り上げられ、 警察が似顔絵を作成して捜査中です。 しかし偶然にも、つい最近TVコマーシャルで、 Baby Einstein CompanyのJulie Clark と Americas Most Wantedの司会で有名なJohn Walshが共同で作成した、Kids SafetyのDVDを目にして、 最近やたらと多発する誘拐事件に、日頃から心を痛めていた矢先だったので、これは良いチャンスだ。 このDVDをオーダーして、子供達と再確認の為にも是非話し合うべきだって、思っていた所だったんです。 このサイトを見ると、インターネットで青少年を対象にした犯罪に対するSafety TipsのDVDや、 幼い子供達が、Safety Tipsを簡単に覚えられるように歌にした、CDまで出ているようです。 所で、 前出のJulie Clarkさんは、知る人ぞ知るあの、 Baby Einstein Companyの美人女社長さん。 小さい子供達を対象にした,所謂知育玩具の販売で一躍有名になりました。 特にDVDは私のお気に入り。 家のTiffanyはこのDVDを観て育った。と言っても良い位です。 乳幼児を対象に、ピアノの奏でる子供の耳に入りやすいようにアレンジをした、クラシック音楽をBGMに、 カラフルな色や、パターン、自然の動物や綺麗な景色、お茶目でひょうきんなパペットを屈指して、色や形、様々な言語、言葉等を、無理なく楽しみながら子供に紹介して行くものです。 TiffanyにこのDVDを観せると、目を丸くして最後まで観入っていたのを思い出します。 友達の赤ちゃんのお祝いにも何度か贈った事がある,私にとっては優れ物でした。 その後この会社はぐんぐん成長して、ディズニーの傘下に入ったようです。 そしてJohn Walsh。 私はこの人の事を、かなり昔から書きたかった。 彼の本は昔から愛読していたし、心から尊敬もしていたからです。 でもどうしても書けずに今まで来てしまった。 何故かというと、 私にとって彼は余りにも崇高すぎて、 私みたいな人間が、いっぱしの個人のブログで書くには 恐れ多くも、偉大な業績を未だに続けている彼に、 とても申し訳ない気がしたからです。 彼のやっている事を、一人でも多くの人に紹介したいと思うのに、 どうしても彼について、書く事が出来なかった。 書く勇気が無かった。 今回は身の回りで起きた誘拐事件をきっかけに、 ようやく書く事が出来たと言うわけです。 ここで彼の背景に触れますが、 彼は昔、 豪華ヨットで海に出るのが趣味の、ホテル業を営む南フロリダの富豪で、何不自由の無い幸せな生活をしていました。 しかし1981年、彼の6才の一人息子が母親とシアーズで買い物中に、 母親が目を離した、ほんの5分ほどの間に、何者かに誘拐されてしまったのです。 ほんの5分ですよ! 16日間の必死の捜索も報われずに、自宅から100マイルも離れた川で、無残な首の無い遺体となって発見された。 と言う壮絶な過去を持つ人です。 息子の死を無駄にしたくない! 再起不能なほどに打ちのめされた彼は、その思いを胸に 今までの事業を全て投げ出し、 警察でもない唯の民間人ではあるが、 自分の一生を、このような凶悪事件の予防、解決に捧げる決心をしたのでした。 その後は積極的に事件の解決に多大な貢献をし、 その功績を認められて、大統領とも面会をしたほどです。 それから、あの有名なAmericas Most Wantedの司会に抜擢されたのです。 この番組は、脱走者や指名手配の犯人、特に子供をターゲットにした犯罪や、行方不明の人をTVで公開捜査するものです。 この番組で寄せられた情報を元に、1991年から2006年の9月までに、906人の脱走者、51人の子供を含めた行方不明者を生還させた業績を持っています。 彼の悲しみは、そこはかと知れません。 実際に彼の本を読むと、彼が息子の死によってどれだけ打ちのめされたのかが伝わり、何度読み返しても胸が熱くなります。 この事に命を懸けたからこそ,彼は今でもこうやって頑張って生きて行ける。 息子の死を悼む心から立ち直りたい気持ちが、モチベーションになっている。 そんな気がしてなりません。 他にも、自宅で就寝中に誘拐されて殺されたPolly Klauss ちゃんの父親の、Marc Klauss。 彼もJohn Walshのように娘の死後、誘拐事件が起こった時など、ニュースに頻繁に登場してインタビューを受けたり、積極的に事件の解決に取り組んでいるようです。 彼らの悲しみが大きいからこそ、このような行動を起こせるのでしょうね....。 ここで話が飛ぶけど、 他の誘拐事件で、“周りの目”と言うのも重要なポイントを握っているように思います。 最近何度か、周りの目によって無事解決した誘拐事件を聞いた。 スーパーマーケットに買い物に来た、 一見普通の親子に見えたが、その子供の泳ぐ目や不自然な態度に、気を利かせた若い女性が警察に通報し、駆け付けた捜査員が調べた所、 実はその子供は誘拐された子供だった。と言う話。 唯この場合、間違いではなかったから良かったけど、 もし違っていたら、どうなっていたかとも思えるけど、 後から彼女はインタビューで、 「間違ってたらどうしよう、なんて全く考えなかったわ。」 とサラッと言ってのけたそう。 因みに彼女の父親は、警察官だそう。 う~~ん妙に納得。 それから誘拐された子供は、中には時々外に一緒に連れ出される事があるらしいが、 そういう時に、何度も辺りの人に目配せを試みたが駄目だった。と言う話も幾度か聞いている。 そして今巷では、 CourtTVでも司会をしていた事のある、 検察官出身のCNNキャスター、Nancy Graceが話題の人となっている。 というのは、 自宅の寝室から行方不明になっている、2歳の男の子の母親をTVでインタビュー中に、 この事件のキーポイントとなる質問に答えようとしない母親に対して、強い口調で執拗に尋問した翌日に、 この母親が自殺してしまったのだ。 これには、 彼女のやり方は行き過ぎだった! いや、質問に答えない母親が悪い!Nancyは当たり前の事をしただけだ! と、意見が真っ二つに分かれている。 この尋問の模様はYou TubeでUPされています。 人それぞれの意見を、TVで聞いていてもどれも納得が行く。 それにしても、息子が行方不明になった翌日には、 息子のカーシートを売りに出したり、身の回りの物を捨てるなどの、不可解な行動をしていた母親。 その疑惑の中心にいた母親に、Nancyの 「息子が誘拐される直前何処に居たのか?」 「買い物とは、何処の店だったのか?」 などという簡単な質問に答えない母親の態度に、彼女の怒りは爆発した。 実は彼女も過去に、フィアンセを殺害されたと言う過去があり、 また、元検察官と言うことも重なって、犯罪に対する思い入れが人一倍深く、その情熱が火を噴いてこのような悲劇が起こってしまった。という風に私は感じています。 この事件は未だ解決しておらず、2歳の男の子は未だに行方不明のままです。 誘拐事件を皆無にするのは難しい話だけど、 私達親が、学校が、周りの大人達が、 常に子供と、誘拐のみに限らずインターネットに関する犯罪等も含めて、どう対処をするべきか。という話をする機会を、なるべく沢山持つ事。 そして周りの目も、こういった事件から子供達を守る為にも、 より一層強化していかなくてはならないのではないかと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/09/28 05:51:38 AM
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