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前回激マズ料理で脱線してしまったんだけど、 Jillの葬儀に出て、感動して帰って来ました。 何に感動したかって、 Jill本人と、その家族に対してでした。 本音を言うと、旦那さんのJamieや残された3人の子供達に会うのが、正直怖かったんです。 何と言って励まそうか。。。。? 上手く気持ちが伝えられなかったらどうしよう。。。 様々な思いがあって、彼らに会うのが怖かったんです。 葬儀の前日にJamieの自宅で、皆で何か持ち寄って、友人や家族との集いがあるというので、行ったんだけど、 Jamieの家について熱烈に出迎えてくれたのは、黒のラブラドールの“ペッパー(こしょう)” 本当は白のラブラドールの“ソルト(塩)”も居たんだけど、1年前に他界していました。 ペッパーの熱烈歓迎で少し気が和らいだ所に、Jamieが笑顔でやって来た。 無言で旦那とJamieが抱き合い、次いで私が。。。 抱き合った(hug)と言うより、彼の顔を見た途端に、 言葉にならない思いが急激に込み上げて来て、 つい力を入れて、ぐっとしがみ付いてしまった。 Jamieもそれに応えるかのように,無言でぐっと抱きしめてくれて、 本来なら、私が彼を励まさなければならない立場なのに、 逆に私が助けられた感じになってしまった。 「よく来てくれたね。」 ちょっとだけ涙目になりながらも、明るく笑顔で持て成してくれた。 その後3人の子供達は、一人づつどこからともなく現れて、(Jamie宅は物凄い豪邸なので、どこから現れたのか、定かではないんです。) 泣き顔を見せる訳でもなく、私達とhugを交わし、直ぐに子供達同士で遊び始めていた。 やっぱり、急に逝かれた訳ではないので、心の準備が出来ていたのだろうか。。。 それにしても強いなぁ。。。。 複雑な気持ちで、彼らの遊ぶ姿をボーっと見ていた。 次々にお友達や近所の人達、親戚の人達がそれぞれに料理やワインを片手に訪れて来て、 一見ハウスパーティーのようでした。 それでも、Jamieのご両親と話をした時に、Jamieのお母さんが言った言葉に、思わず納得してしまった。 「あの子達は、同じ境遇の子供達が集まるサークルに何度も出席して、様々なセラピーを受けて来たのよ。」 そうか。。。 やっぱりここまで気丈に振舞えるのも、事前にセラピーを何度も受けて来たからなんだよね。。。 私なんかには、想像も付かないほどの大変な思いをして、ここまで来ているんだよね。。。 そう思いながら深い溜息と共にお婆ちゃんの顔を見ると、大きなグリーンの瞳が、涙で今にもこぼれ落ちそうになっていた。 皆努めて湿っぽくしないようにしているのか、 あちこちで、笑顔で談笑している姿が見えた。 日も大分落ちてきた頃には、 Jamieがワイン片手に、Jillがやらかした突拍子も無い出来事の数々を語り、 私達は、お腹がよじれるほどに笑った。 結局Jamieの子供達の涙は一度も見ずに、私達はホテルへと戻って来た。 何だか救われたような、そんな気持ちで帰って来た。 でもその後旦那から、 明日の葬儀の内容、教会で流す曲からスライドショーの写真の選択、自分の骨壷に至るまで、 とにかく全ての段取りを、皆Jill本人が病床で取り決めた。 だからJamieは、何一つ葬儀の事は手を付けずに済んだ。 と言う事を聞かされ、 信じられない気持ちと同時に、悟りを開いてあの世へ旅立ったJillに、心底心を打たれてしまった。 Jill,あんた凄すぎるよ! こんな事、私には到底出来ないよ! 悟りを開く境地に至るまでの、Jillの心の葛藤を思うと、 居た堪れない気持ちになった。 *~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~* 翌朝、葬儀にどうしても出席出来ない,大学時代の仲の良い友達と朝食をとって、 Jamieや旦那の出た大学を見学しに行った。 何と一緒に連れて来たMiloまで、旦那の出た大学を見学する事になった。 葬儀はカトリック式で、入り口でパンフレットを受け取った。 何気にそのパンフレットを見ると表紙には、 自宅の裏庭の池の前に腰掛け、小首をかしげて白ワインを持った片手を顔の前に上げ、 私達に「乾杯」と、 今にも言い出しそうな、穏やかな微笑みのJillの姿があった。 痩せ細って髪が抜け落ちた為に、ショートカットになったJill。 その包み込むような微笑が、とっても神々しく見えた。 至る所で、そのパンフレットの表紙を見て涙ぐんでいる人が居た。 私達は一番前の席に着き、パンフレットの中身に目を通した。 一見して、Jillが構成した事が一目で分かる物だった。 ハロウィーンシーズンなので、パンプキンの絵も入れたりしていて、 Jillらしさが出ていた。 聖書を読み、賛美歌を歌い、 神父さんからの、Jillとの思い出の話。(Jillは教会のボランティアもしていた) この時も、Jillとの思い出話のエピソードは、 笑いに包まれたものでした。 私は仏教徒だけれども、神父さんの話す永遠の魂と、 この世に生を受けた事に対する感謝と祝福、と言う様々なお話を聞いて、 宗教を抜きにして感動しました。 そして、Jillが神父さんにお願いした事、 今ここで私達が生を受けて生きている事に感謝して欲しい。 悲しむのではなく、祝って欲しい。 そして今自分の周りに居る人達と、改めてHug&Kissをして欲しいと。。。 神父さんに促されて、私達は立ち上がって、 自分の席の周りの人達とそれぞれHugとKissを交わし、席に着きました。 Jillという、素晴らしい人間と出会えた事、 私達が今こうやって一緒に集えた事を、Jillに感謝しましょう。 と神父さんが話され、 皆一斉に、Jillに拍手を送ったのでした。 子供達はさすがに泣いていました。 Jamieが優しく肩を抱いてさすったり、 兄弟同士で、泣いている方の膝を撫で合ったりして居る姿を見て、 彼らはJillに見守られて、強くやって行ける。 と、確信しました。 ふと、ちゃっかりとTimとKathyの間に座っていた、Tiffanyの事が気になり、覗いてみると、 一生懸命に聖書を目で追い、 賛美歌も分からないけど、口を動かして歌っていました。 最後に、 子供達へ送る母の想い。 そして生涯を通して母から子供達に贈る曲。 Rod Stewartの『Forever Young』 そして夫、Jamieへの言葉。 心を込めて、愛する夫に贈る曲。 Shania Twainの『You’re Still the One』 実際に、Jillからのメッセージを親族の方達が読み、 その曲を流して、黙祷しました。 葬儀が終わっても、私は感動で涙が止まらなかった。 そしてその後、 Jillがメニュー選びから全て手配した、 と言うランチを、教会の地下で食べ、全員がJamie宅へと戻った。 ちょっとだけ居て、 私達はJamieと子供達と、近々Hershey Parkで合流する約束をして帰って来た。 最後にJamieったら、私に向って何て言ったと思いますか? 「I like your outfit.(その服素敵だね。)」 これは、私が喪服を忘れて来た事を茶化してなんですよね。 悪戯っ子の様にウインクして、又いつものJamieでした。 最後の最後までも、Jamieに救われた。。。 行きは、ちょっと重苦しい気持ちでいたのに、 帰りは何だかとっても平和な、穏やかな気持ちで帰って来ました。 私も最後は、Jillみたいになりたい。。。なれるだろうか。。。 そして、もしも旦那に何か遭った場合に、Jamieの様に強く居られるのだろうか。。。 そう思いながら。。。。 色のグラデーションが素晴らしい紅葉 Tifのお荷物拝見。何故か小銭で重た~~~い、貯金箱を持参。 激マズレストラン脇の景色。これに惑わされてしまった。。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/10/10 11:03:10 AM
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