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テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:私の思う事
昨日は、いつも空手を教えてくれている先生の中の一人、 C先生の息子さんのお葬式だった。 彼は未だ22歳。 それも突然の死。 C先生は私の大好きな先生。 見た目も若々しく、とてもエネルギッシュ。 そんな大きな息子さんが居るとは思えない位なんです。 稽古中もとても熱心に教えてくれるから、心から尊敬している。 その息子さんが亡くなったと聞いて、皆ショックを隠し切れなかった。 1週間前の金曜日(11日)に、 酔っ払い運転の車と衝突して、命を落としてしまったのだ。 道場で皆と待ち合わせをして、 旦那とMichael,そしてTiffanyを連れて葬儀へ出掛けました。 Funeral Homeへ着いた時には、沢山の人達が中に入り切れず、列は外まで繋がっていた。 彼は随分沢山の人に慕われてたのね。。 面識は無いけれど、生前の彼の人柄が伝わって来た。 Funeral Home内には、彼の生前の写真が所狭しと飾られていた。 ヴァージニアにあるミリタリースクールを卒業して、 学生時代は、アメリカンフットボールやレスリングで数々の入賞を収めて、 ローカルの新聞にも何度も取り上げられるほどの好青年だったようだ。 そしてつい最近、イラクから帰還したばかり。 その時も帰還歓迎の新聞記事が、彼の大きな顔写真と共に掲載されていた。 葬儀に行くまでは、 C先生の息子さんとは、全く面識が無いと思っていたんだけど、 葬儀場で飾られている彼の写真を見て、ある事に気が付いた。 それは、 先週の木曜日(10日)の稽古の日に、爽やかな感じの青年が、 道場内に飾る様々な写真を、師範先生と相談しながら一生懸命に飾っていた。 私は稽古をしながらその様子を見ていて、 「今まで見た事も無い青年だなぁ。。。 彼も昔はここで空手を習ってたのかな? ニコニコして感じの良い青年だこと。。」 等と考えたのを覚えている。 なので、先生の息子さんの顔写真を見て、すぐにあの時の彼だと分かった。 脇に居たMaryに聞いてみると、 「そう言われてみれば、確かに似ているわね。」 人混みの中から、別の黒帯の先生を見つけて聞いてみると、 やっぱりそうだった。 話によると、 彼は道場の額の飾り付け等の手伝いをし終えて、 帰宅途中に事故に巻き込まれてしまったらしい。 そしてその翌日に息を引き取った。。。。 とすると、 彼の生前の最後の姿を、私達は見ていた事になる。。。 一気に複雑な思いが込み上げて来た。 私は列に並んだまま目を瞑って、 あの時一生懸命に飾り付けをしていた、彼の姿を思い浮かべた。 知り合いでもないし、話をした事もない人だけれど、 一瞬でも同じ場所で時間を共有したのだから、 全然知らない人とは言えない。。。 それに尊敬するC先生の息子さんです。 あれが彼の最後の姿になろうとは。。 あんなに皆に愛されて、地域にも沢山貢献していた好青年の彼が、 酔っ払い運転の馬鹿共の犠牲になって、若い命を落とすなんて。。。。 人生って何て皮肉なんだろう。 周りから“良い人”と言われ、慕われる人ほど若死にするような気がするのは、私だけでしょうか。 ある目的を持って生まれ、それを達成して帰って行く。 とは言うけれど、 残された者にとっては辛いものです。 色んな事を考えながら並んでいる内に、棺が目の前に来た。 クリスチャンが殆どなので、皆跪いてお祈りをしていた。 私は棺の前で静かに合掌した。 棺の脇にはC先生を含めて4人が並んでいて、 お悔やみの言葉を受けていた。 左から、前妻の旦那さん、前妻、C先生、C先生の奥さん。 その時知ったのだが、亡くなった息子さんは前妻との息子さんだったらしい。 彼らとは初対面だったけれど、 前妻のKariは、立っているのがやっとな感じで、 私の番になった時に、しな垂れかかる様にHugをして来た。 しばらく強く抱き合ったままで居た。 「きっと、彼は今安らかな場所に居るはずです。 貴方が早く立ち直れる事を心からお祈りしています。。。」 そう言うのがやっとだった。 彼女は何度も頷いて、向かい合ったまま私の両手を握って離さなかった。 その間、彼女の悲しみが一気に伝わって来たような気がして、 胸が熱くなって張り裂けそうになった。 涙が止まらなくなってしまい、 折角ご両親が気丈に振舞っているのを邪魔しちゃいけない。 と、必死に堪えた。 本当に、彼女がどうやってあの場で立っていられるのか、分からない位の憔悴振りだった。 C先生の目の前に立ち、先生と目が合った途端に言葉を失ってしまった。 言葉に詰まった所で、先生は直ぐにHugしてくれて、 「先生、言いたいことは沢山あるんです。 でも、今この場で英語で自分の本当の気持ちを上手く伝える事が出来ません。ごめんなさい! でも、私の心は先生とご家族の下にあります。」 と言うと、 「分かってる。。来てくれてありがとう。」 背の高い先生が、上から覆いかぶさるようにしてくれた暖かいHugで、 私が逆に慰められたみたいだった。 MichaelとTiffanyの姿を見て、 Hugした後に、旦那に向かって、 「彼らはいつも、熱心に稽古をしているんですよ。」 と言って、 「また直ぐに道場で会おうね。」 そういって、子供達に手を振って見せた。 こんな状態な時に人を思いやれるなんて、私には出来ない。 胸が深く沈んで行きそうで、車に戻ってからも 自分で何を考えているのか分からなかった。 もう何だか落ち込んでしまって、昨夜は何も出来ずにBedに入った。 C先生の姿もだけど、 前妻Kariの姿がチラついて、私の目から離れない。 泣き崩れんばかりの顔で 暫くの間、私の両手を強く握っていた彼女の手。 深い深い悲しみと苦痛が、彼女の手から伝わって来た。 今でもその感触がはっきりと残っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/04/19 12:04:07 AM
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