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テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:カテゴリ未分類
いきなりですが。。。 空手道場を変えました。 理由は後ほど書きますね。 今の道場は、松涛館の空手道場で自宅からちょっと離れた場所にあります。 今までの道場よりも距離にして、片道だけでも4倍はあるかも。 でもハイウェーをぶっ飛ばせば、20分位で着きます。 この道場は、私達がプエルトリコからここに戻って来るちょっと前に、 私がインターネットで見つけていた道場で、 2年前に引っ越して来て道場探しをする時に、実は一番入りたかった道場だったんです。 変な話インターネットで見つけた時に、 ここしかない! ここに絶対に入るんだ! っていう確信があって、自分はもうその道場に入るもんだと、心に決めていたのでした。 でも、場所的に離れている事と、道場のある場所の治安が悪い。 ということで、旦那が絶対に首を縦に振らなかったんです。 相当に気に入った道場だったけど、泣く泣く諦めたのでした。 でも見学をした分けでもなくて、インターネットで見ただけだったのに、どうしてここまで執着するほど気に入っていたのでしょう。。 今思うと不思議です。 結局他の道場に決まり、楽しく稽古を受けて1年以上が過ぎたんだけど、 この道場の事が頭から離れなかった。 異様な感じだけど、時々インターネットでこの道場のサイトを見つめていたりしていたんです。 今までの道場に見切りをつけた私は、 とにかく見学にだけでも行ってみようと、6月に自分一人で見に行って来たのです。 場所は確かに今までよりもかなり遠くなる。 それに、プエルトリカン・コミュニティーのど真ん中にある道場。(笑) 旦那が治安を気にするのは当然。(実際に問題が多い地域) 道路沿いに面している道場の脇に車を停めて、中に入ってみてびっくり。 物凄い狭さ! 畳8畳あるかないか。って感じ。 先生は勿論プエルトリカン。 インターネットで先生の経歴を調べていたので、自然に先生と話をする事が出来ました。 生徒は近所のプエルトリカンが殆どです。 先生は日本から帰って来たばかりで、時差ぼけの真っ最中だったらしい。 日本のどこに行って来たのか尋ねると、 「上野と蒲田、それから大田区民会館と雪々谷。。」と言われて、 「ええ~!?それってモロ私の地元なんですけど! 蒲田なんて昔は毎日徘徊してましたよ~~。」 って感じで、盛り上がってしまいました。 おまけに先生はプエルトリカン。。。 妙な縁を感じずには居られません。 それに、何といっても私がプエルトリコにいた頃から目を付けていた道場です。 もう直ぐ稽古が始まると言うので、早速見学させて頂きました。 初心者クラスだったけど、皆基本がしっかりしているし、小さい子供達はお喋りをするどころか、目が真剣。 狭い道場内に気がピーンと張り詰めていて、その緊張感とエネルギーが、こっちにも伝わって来るのです。 「これだ! これが欲しかったんだよ!」 椅子に座って見ていたのだけれど、興奮で胸が高まるのが分かりました。 これは、今まで通っていた道場では殆ど有り得ない状況でした。 先生も皆良い方達だったし、設備も環境も素晴らしかった。 だけど、稽古中の一部の生徒達(殆どが茶帯や青帯)の無駄なお喋りや、ヘラヘラした態度のせいで、この緊張感が生まれる事はまず無かったんです。 それが私には耐えられなかった。 「こちとら、忙しいスケジュールをやりくりしてまで、遊びに来てんじゃないんだよ!」 そう言う気持ちで、爆発しそうになった事も何度かありました。 基本もしっかりしていない茶帯が沢山居て、そういう点も疑問でした。 だから茶帯にもなっているのに、稽古中にヘラヘラしたりお喋り出来るんだろうけど。。。 私が何人かの先生に、稽古中の態度の悪さに関して愚痴った時、承知していたようでした。 先生方も何度も注意をしたりしていたけど、 余り怖くない先生の時と怖い先生の時とでは、稽古中の態度が全然違うのです。 特に、珍しく師範が教える時などは、別人のようです。 師範は随時竹刀を持ってビシビシやっていたので、相当に怖いと思っていたのでしょう。 でも師範先生は滅多に教えず、弟子の先生方が日替わりで教えていました。 酷い時は、ティーンの黒帯が一人、なんて時があって、 そんな時は皆おふざけムードで、まともな稽古にはなりませんでした。 そんな中頭に来て、稽古を途中で放り出して帰ろうと、何度思った事か。。 タイトなスケジュールをやりくりして、頑張って出て来てこれでは、 怒りは元より、やる気が消失してしまった。 だから、この状況を本当にどうにかして欲しかった。 このままじゃ、ろくな事を学べないし、これは道場の為にも良くない。。。。 稽古中の態度が気になり始めてからの半年間、師範先生に対する敬いの気持ちもあって、この件には目を瞑って我慢したけど、 こんな状態で気持ちがダウンして、稽古なんか出来るわけが無いです。 改善の兆しが見えないままだったので、辞める事を選んだのでした。 どうせやるなら精一杯、一生懸命やりたくて来ているのに、時間の無駄はしたくなかった。 話は戻るけど、 新しい道場の見学を一人で終えた私は、その日の午後に子供達を連れて見に行った。 子供の感想も聞きたかったから。。 それに、折角1年半も通って友達も居る慣れた道場を、母親の私が変えようとしているのだから、子供の意見も是非聞いてからではないと、ダメだよね。 午後のアドバンスクラスの練習を見学し終えた子供達の感想は、 Tiffany:「私気に入ったわ! 直ぐに移っても良いよ!」 Michael:「僕は前の方が良い。。。1年半今まで通った分を無駄にするって事?友達も居るのに、何で変わんなきゃいけないんだよ。。」 この反応で再び迷ってしまった。 Michaelがもし、Goサインを出してくれていたら、2人共OKという事ですんなり事が進んだのに、 Michaelの一言で、悩んでしまった。。 私の勝手で、Michaelの気持ちを踏みにじってもいいのか。。。 確かに1年半頑張って級も上がって来たのに、又ゼロからやり直しになってしまう。 私にとってはゼロからのやり直しは、当然の事として受け入れられるんだけど、彼にとっては屈辱になるらしい。 とりあえず、暫く時間を置いてから“お試し稽古”を受ける事を先生に告げて、 Michaelには、 「気持ちは良く分かったけど、やっぱり実際に稽古を受けてみないと分からないでしょう? 1回だけでいいから、受けてくれる?」 「いいけど、その後は、僕は前の道場の方に戻りたいからね。」 とにかく、お試し稽古の約束をしてくれたので、 半月後に稽古へ行って来ました。 お試し稽古の後、車の中で何も感想を言わないMichael. 何も言わないのは良いサイン。 嫌だったら、ブーブー文句を言うはずだから。。(笑) 聞きたい気持ちを抑えて家に戻り、ご飯を食べてから聞いてみた。 「どうだった? 今までの所とは違って、かなり緊張感があったでしょう?」 「うん。」 「どうする? この道場で稽古を受けてみる?」 「いいけど、3ヶ月ね。」(割としつこい!) 後の難関は旦那。 旦那は、 「今までの道場を止めるのは間違いだ! 何故あえて遠くて、危険な所に行くんだ。 今まで掛けたお金と時間が無駄になるんだぞ!」 と言い張る。 お試し稽古の事や、今までの道場で私が耐えられ無かった理由や、 治安は確かに良くない地域だけれど、道路に面していて、地元に貢献している先生な様で、道行く人やワルそうな外見の若い子達も、道場内に目を配って、皆挨拶をして行く。 など、色々と訴えて、 とにかく彼に道場を見てもらい、決定を下してもらう事にした。 「I know what I want!」 私は最後にそう叫んでいた。 翌日に道場の外見をチラッとだけ見に行った後に感想を聞くと、 「君がここまでやるって言い張るという事は、相当に腹が決まっての事なんだろう。 これ以上俺が何を言っても、聞かないのは分かってるよ。」 そう言って、中までは見学しないでOKしてくれたんです。 という事で、晴れて7月から新しい道場に通っています。 又白帯からだけど、それがどうした。だよね。(笑) かれこれ6回通っているけど、行く度に 「やっぱりここに変えて良かった!」 って言う確信が強まります。 先生は日本語の読み書きもかなり出来るそうで、今でも漢字を勉強中らしいです。 稽古では全て日本語です。 今までのように、front kick、reverse punch 等とは言いません。 細かい説明は生徒に英語やスペイン語でするけれど、基本は日本語です。 たまに正座をさせられて、空手の歴史や日本語の言葉の意味、 松涛館の歴史や、古武道も教えているので、武器の説明から何から丁寧に教えてくれます。 何といっても、師範先生が直々に教えて下さるのが嬉しい! 未だ数回の稽古を受けただけなのに、 Michaelに関しては、私もビックリするほどの変わりようなんです。 突きの練習中に、自然に(つい)気合いを発する場面が何度かあって、先生から 「Good spirit!」と褒められたり。。。 今まではふざけたりする事はあっても、こんな事は有り得なかった。 彼も道場内の“気”を、肌で感じ取ったのでしょう。 後でこの事を聞いて見ると、 「自分でも分かんないんだけど、自然に気合を発しちゃってたんだよ。。」 と、自分でも不思議だったみたいです。 でも、そういう風になれたことを先ず先生に褒められ、私も感動していたので、 自分でも何だか嬉しかったようです。 「前の道場に戻りたいか???」 ってこの間聞いてみると、 「遊びに行ってもいいよ。」 だって。(笑) 今は、基本からバッチリ矯正させられているので、本当に変えて良かったって思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/08/29 02:15:37 PM
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