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大統領選挙が終わって一夜明けた今日。。 まだ興奮が醒めなくて、支離滅裂な文章になる事を許してチョ! とにかく昨日は1日中ソワソワして、どうにもならなかった! 子供達は、選挙の投票で学校を使うのでお休みでした。 でも夕方からは、空手の稽古があった。 稽古に身が入らないんじゃないか。。。って思って、行くかどうか迷ったけど、選挙の結果が出るのが9時過ぎないと見えて来ないって言うことで、7:00~8:45の稽古に子供達と行って来た。 その日のお昼過ぎには、オバマのサポーターのオフィスから、白人女性2人が訪ねて来て、 「もう投票には行きましたか?」 「はい、主人は済ませましたよ。」 「おお~!」 と言って、自然に3人でハイタッチ。 「それで、、、、あなたは?」 「私は選挙権がないので。。」 でも、にっこりとして2人は去って行った。 ティーンエイジャーを含め、オバマのサポーターが訪ねて来たのは、これで3度目になる。 オバマや夫人等からのメッセージや、更なる活動の協力を求めるメールは、毎日5~6通は届いた。 それだけ活発に、一丸となって活動していたのが印象に残る。 この選挙は、相手からのどんな醜い攻撃にも動じず、常にポジティブに対応し、統一と変革と希望を呼び掛けた民主党のオバマと、 変革は掲げたものの、汚い手を使ってでも個人攻撃に徹し、結局は国民の分割を誘導してしまった共和党。 この2つの異なったキャンペーンが浮き彫りになった。 果たしてアメリカ国民は、共和党のネガティブキャンペーンの雑音に惑わされるのか? もしそうなったら。。。。。。 旦那が朝仕事に行く前に、 「もし万が一マケインが勝ったら、私この国から出て行くから。(キッパリ) 素晴らしいリーダーが彗星の如く表れ、アメリカが変るか変らないかの瀬戸際で、ネガティブキャンペーンに耳を貸すような、後ずさりを選ぶような馬鹿な国には住みたくないから!」 そこまで言ってしまった。 旦那は玄関で、ちょっとびっくりした顔をしてから溜息を一つつき、ブリーフケースを重そうに抱えて仕事に行ったけど、 私かなり本気入ってました。(笑) 夕方になって空手の稽古に行くので家を出ると、あちこちで車が所狭しと駐車をしていて、人々の長い列が目に入って来た。 道場の近くの教会でも長い列がずーっと続いていて、活気のある音楽が鳴り響いていた。 道場に着くと、早速何人かの小学生の子供達が、輝いた目をして走り寄って来て、 「オバマが勝つといいなぁ。。ねぇねぇ、どう思う? あのね、私の学校の投票では、8:2でObamagaが勝ったんだよ!」 「僕の学年でもオバマが勝ったんだよ!」 と、真っ先に私に報告して来た。 私が誰を支持しているのかも知らないのに!(笑) 実は月曜日に、MichaelやNicoleの学校でも、子供達の間での選挙があった。 2人とも、208:780辺りでオバマの勝利。 でもMichaelから聞いた話だと、 帰りのスクールバスの中で、Obamaはテロリストだ、とか、 経験が浅いし危険人物、、、、等と、得々と話して居る子達も居たとか。。。 こういうのって、その子供達の親が家庭内で話している事なのだろう。 子供はそれを何気に聞いていて、そのまま喋っているんだろうね。 こういう事実を知ると、悲しいと思うと同時に恐ろしくもなる。 こうやって又、大人が差別をかき立てるような事を、純粋な子供の心に埋め込んでしまったのだから。。。 この先の、共和党のやったネガティブキャンペーンの後遺症が怖いわ。。 私の通う道場で、今まで政治的な話はしたことは無いし、学校では勿論そういう話はご法度である。 もし政治的な話をした場合、学校の規則で処罰されるらしい。 それは子供達のみならず、スクールバスを待つ間バス停でも、他の父兄達とは一切そういう話はしなかった。 だから、誰が誰を支持して、、、、なんて言うのは、予想は出来ても実際には分からなかった。 以前の日記でも触れたけど、私の通っている道場は、ラティーノ・コミュニティー(ラテン系)の中にある。 なのに今回驚いたのは、道場に来ているほぼ100%が何人かの白人を含め、Obama支持だったと言うこと。 今までラティーノはブラックコミュニティーと対立していると言うことで、Obamaには風当たりが強かった傾向にあったというのに、蓋を開けてみたら、いつの間にかObama支持が強かった。 この道場はプエルトリカンが多く、プエルトリコからの移民は民主党寄りとは言うけれど、ここには他のラテン圏の人達も居る。 この結果は私の道場に留まらず、昨夜の選挙の結果判明した、アメリカ全体で起こった現象だった。 そしてもっと驚いたのは、8歳の娘と10歳の息子を含め、小学生の子供達も今回の選挙に深く関わっていた事。 遊びが大好きな、ティーンの我娘達も然り。。。 道場内では練習の前と後に、その夜ばかりは特別に選挙の話で盛り上がった。 きっと皆今まで、私も含めてだけど、選挙の話をしたかったのだろう。。。 稽古の後帰宅する途中の車の中から、ドキドキしながら家にTELをして、選挙の経過を聞くと、 「マケインが有利だよ。」 ガーン!(; ̄□ ̄;) 一瞬変な方向に、ハンドルを切りそうになった。(チョイ大袈裟) 重い気持ちで運転をし、やっと家まで帰って来た時には、夜の9時を回っていた。 ペンシルバニアに続き、激戦区のオハイオやフロリダまでものにし、オバマに確定した時には、Jenや泊まりに来ていたJenの友達と抱き合って皆で小躍りをした。 そして、マケインの敗北宣言を観た。 彼の目が、潤んでいるように見えた。 家族やサポーターへの感謝と、 オバマの勝利と長い選挙運動中の功績を称え、前日に亡くなったオバマのお婆ちゃんの話にも触れ、これからのオバマへのサポート等を話していたけど、その間ブーイングをする一部のサポーター達。 マケインは直ぐに手で合図をして、そのブーイングを抑えていた。 負けて悔しいのは分かる。 でもマケインが、悔しい気持ちを抑えて潔く演説をしている時に、オバマの名が出た所で、何故ブーイングをするのか。 マケインの顔に、泥を塗るような事をしているのに、気が付かないのか!? 愚かとしか言いようが無い! 私がそう叫ぶと、隣に居た旦那が一言。 「そういう心の人間を惹き付けるような、キャンペーンをしてたじゃないか。」 あ、そっか。。。。 旦那の言葉に納得。(笑) でも、マケインもよくぞここまで頑張ったと思う。 演説するマケインの姿を複雑な気持ちで見ていて、こんな事を考えていた。 オバマは自分らしさを全面的に表に出したけど、 共和党の中でも中道派寄りだったマケインは、保守派確保とか、色々なしがらみがあったのか、 彼本来の自分らしさ、魅力が全然出ていなかったように思える。 そしてもしも彼が、副大統領候補にサラ・ペイリンを選んでいなかったら、、、 ひょっとして、こんな負け方ではなく良い戦い(激戦)になったかも知れない。。。。 その後、夜中にオバマの勝利宣言を観て、涙と鼻水でグチャグチャになった。 ティッシュを鷲掴みにして、ぶーぶーと鼻をかみながら、 横に居た旦那をチラッと見たら、旦那の目も光っていた。 アメリカは真の、新の変革を望んだのよね。。。 そして様々な奇跡が起こった。 過去最高の投票率。 中には44年振りに、民主党が勝った州もあった。 絶対に無理と言われた黒人男性が、資金や名声、経験、人脈など様々な面で絶対優勢と見られていたヒラリーを押し退け、ついにはアメリカ合衆国の大統領になった。 希望と信念を持って行動すれば、どんなに障害があろうとも、その夢は現実になるのだ。と言う事を、証明して見せたのだ。 それはオバマだけではなく、国民がしたのだ。 彼は勝利演説で、そこを強調していた。 “この奇跡を起こしたのは、私ではない。 YOU!(あなた達だ!)” この先、国民からの高い期待と、山積みな難題と向き合わなければならないけど、歴史を変えた瞬間に居合わせる事が出来た事に感謝です。 結局は、民主党も共和党もない。 オバマもマケインも言ってたけど、党派関係なくサポートし合って行かなくちゃいけないんだよね。。。 そして、 素晴らしい選択をしたアメリカに住んで居る、と言う事に、 誇りを感じた瞬間でもあった。 旦那が勝利演説を見た後、ホッとした様に私の顔を横目で見ながら、 「はぁ。。これで、アメリカ国外移住を考えなくても良くなったよ。」 と呟いていた。 中々興奮が醒めずに、4時過ぎまでニュースに噛り付いて目を閉じた時に、オバマが勝利演説の中で引用していた、 リンカーンがペンシルバニアのゲティスバーグで行った有名な演説での一説(が、頭の中から離れなかった。 「government of the people, by the people, for the people!(人民の人民による人民のための政治)」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/11/06 07:14:04 AM
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