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テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:子供との戯れ
11月13日はJenの16歳の誕生日。 この日を待ち切れなかったJenを、 学校から帰って直ぐに仮免の筆記試験を受けに(強制的に)連れて行く事になった。 手続きを終えてJenがモニターに向かって試験を受け始めると、 私がアメリカ(フロリダ州)に移住して来て、試験を受けた時の事が蘇って来た。 あの時は移住して半月も経ってなくて、 右も左も分からず、おまけにJenが2歳になったばかりで、Nicoleは未だ生後1ヶ月半の新生児。 子供達の世話に忙しくて、他には全然目が回らなかった。 そんな中、旦那から突然ドライバーズ・マニュアルを渡されて、 「さっき知ったんだけど、加入している保険の関係で、君が1週間以内に運転免許証を取らないといけないみたいんだよ。 僕は仕事の都合で、明後日しか空いていないから、その日に試験を受けに行くからね~。頑張って勉強してね。」 って、あっ気なく言われて、 「そ、そんな殺生な~~~! 明後日なんて、、、お代官様~!」 って叫びたい気持ちをぐっと抑えて、 辞書を見ながら、必死にマニュアルを読んだんだっけ。(笑) 悪い事に試験前日には、Jenが高熱を出してしまって、試験勉強どころではなかった。 一睡もしないで、重い気持ちで試験会場へ。。。 会場へ行く時には、実地の試験もあったから私が運転をして行った。 アメリカの右側通行に慣れていなくて、特に右折の度に運転しながら 「きゃ~~!」 反対側車線に突っ込みそうになる。 この違和感は今でも忘れない!(笑) これは又逆もあって、2002年に久し振りに日本に里帰りをした時には、今度は左側通行にビビッてしまって、 一人で運転していた私は、右折してそのまま反対車線に突入。 夜中だった為に、幸いにも対向車はなく、 直ぐに気が付き、私が慌てて車線を変更してスピードダウンした時には、後続から来た車の人が 物凄い驚きと呆れた、という顔で私を見ながら追い越して行ったのでした。 話は戻って、、、、 今回試験に落ちちゃったら、もう後が無い! 実地は今まで日本で運転していたから、まぁどうにかなるかもしれないけど、ヤバイのは筆記! 筆記に落ちちゃったら実地も受けられない!! 年の為に、辞書の持参をお願いしたら、私の辞書をチェックしてからOKしてくれた。 でも結局辞書は使わなくて済んだけど、物凄い時間を掛けて試験を受けた。 暗記が得意な私は、標識は難なくクリア。 問題は文章問題。 くだらない引っ掛け問題に惑わされるのは悔しいので、 文章を慎重に、何度もかみ締めるようにして読んでいたから時間が掛かった。 だって、私の隣で受けていた人が、3人くらい変わった位だからね!(笑) 慎重にやった甲斐があったのか、1問間違えたけど念願の合格!( ´o`)ホッ 受けている間に気になったのは、端っこの方で電話の受話器のような物を使って試験を受けている人達が居る。 あれは何!? 一体何なの? もう気になって仕方が無い。 後で旦那に聞いたら、文盲の人の為の物らしいです。 でも文盲と聞いてちょっとびっくり。 文盲率の低い日本で育った私にはピンと来なかったけど、 移民の多いフロリダの田舎じゃ、有り得るよなぁ。。 この時初めて、自分は異国に居るんだって実感したんだよね。 ところでその後の実地試験なんだけど、 普通に走るのは問題なかったけど、 何せ旦那のスペイン語訛りの英語とは違う、ネイティブの話す英語は早くて、 それを理解しようと、運転よりもそっちの方に神経が集中してしまう。 バックして縦列駐車をするのに失敗してから、試験管の女性がベラベラと何か指図をしているんだけど、その内容が分からなくなっちゃって、半分パニック状態。 一気に緊張しちゃって、再挑戦したけど又ミス。 試験管は、気の良さそうな太ったおばちゃんで、 私がパニクっているのが分かって、私の背中を軽く叩きながら、 深呼吸をしなさいと言ってくれた。 「すいません。。 貴方の英語が早くて、聞き取る事に神経が集中しちゃって。。」と伝えると、 にっこり笑って、「分かったわ。出来るだけゆっくり話してあげるから。」と言ってくれた。 それから、旦那が幼子を2人連れて、心配そうに実地の様子を見ているのも知っていて、私が落ち着くまで、ちょっとだけ世間話をしてくれた。 子供の事を聞かれたので、Jenが熱を出している、という事を話すと、大きな身体を揺すって、 「それなら尚更、早く試験を終えないとね!」 と叫んだ。 気分が落ち着いたせいか、難無くバックからの縦列駐車をクリア。 「ほら!ちゃんと出来るんじゃないの! 本来なら、合格点をあげるのは難しい所だけど、 これからは旦那さんと一緒に、縦列駐車の練習をする。と言う約束をしてね。」 そう言って、合格のサインをした用紙を、ウインクをして私に渡してくれたのでした。 はぁ。。。試験管のおばちゃん、良い人だったよなぁ。。 なんて回想したのもつかの間。 その後、Jenが試験を受けている間暇になった私は、 Jenのドライバーズマニュアルを何気にペラペラと捲って見ていると、 交通事故でペシャンコになって横転している車の写真が目に入って来た。 その写真の下には、 “16歳のドライバーが起こす交通事故の大半は、スピードの出し過ぎでカーブを曲がり切れない、などの事故である。 そして毎年沢山の命が失われている。” な~~んて書いてあって、背筋が冷たくなった。 一瞬、“今後一生試験に受からなければいいのに!” 何て変な考えまで浮かんで来ちゃった。 そうこうしている内に、 試験に受かった様で、嬉しそうに近寄って来るJen。 早速仮免許証をその場で発行して貰い、 嬉しそうにそれを手にして喜んでいるJenの顔を、とっても複雑な気持ちで見ていた私でした。 “どうかこの先、この子が事故に巻き込まれませんように!”という、祈りの気持ちで一杯! 帰りはJenが運転して帰って来たのでした。 Jenの危なっかしい運転に、気が付くと私の右手は、ギッチリとドアのハンドルの部分を握り締めていた。 日頃私の運転に関して、旦那が助手席でガチャガチャ煩く言うのを鬱陶しく感じていたけど、事故を起こして欲しくないって言う気持ちからなんだ、って言う事をつくづく感じた。 6ヶ月間はこの仮免許で練習する訳だけど、 日本の様に教習所に通わないんだよね。。。 来年の5月には、運転免許を取って一人で運転をし始めるのか! 家でも、はぁ。。。と、深い溜息が何度も出る。 でもこれは避けては通れるものではないし、 この娘を信じて、唯無事を祈るばかりです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/11/17 06:24:05 AM
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