土佐一人新聞

　まあ、贅沢かも知れないが、最近はする事も無い。つまり何をしなくても良い時間ばかりになった。

　しかも食べたい物を好きなだけ食べられるし、痛い所も、苦しい所も無く健康だ。幸せなのだろうが、時間を弄ぶ。

　暇だから寝る時間も９時間以上になった。　夜は8時には寝て、朝５時半頃から体操に入る。睡眠が長時間だから熟睡は出来ないが、それでも何時か朝が来ている。

温かい布団の中で、この時間が幸せなのだと無理矢理に思ってはいるが、何となく納得できない。

　やはり何かに追われ、その最適解を必死で探し求めるのが人生と思ってしまっているのだろう。人の世は心配だらけの綱渡りで、人間の本姓は心配することらしい。

　まあ、大抵の人が経済的な問題に付きまとわれるのかも知れないが、私は贅沢をしたいとも思わないから、お金をそれ程は必要無い。年金で十分だし、それも余って預金が増える状態だ。

歳を取ると何かに追われる様な諸問題は、死の恐怖以外には、皆無に成った。