土佐一人新聞

　我が集落は１４軒だけの過疎地で、私の家は谷の一番奥で、我が家しか無い。

　家の奥に行くと２百メーター位で、道が無くなる。だから散歩は、人家の有る海の方に行くのだが、人家も数軒しか無いから、人に逢う事は殆ど無い。

そして住民も３１名しか居ない小集落ですから、付き合う人は限られる。それでも毎週２回、４～８名が集会場に集まっている。

百歳体操の金曜日と、お茶を飲んだり、手芸をしたりする月曜日です。私は皆と話しながら、其処で絵を描いて居る。

　ただ過疎地なので、店に行くのに車で片道３０分も掛かる。まあ移動販売車が週に１回だけ来て呉れる。もし車の運転が出来ない歳になると、施設に入るしか道は無いのかも。

　　だけど風光明媚な場所で、長距離散歩は楽しい運動で、毎日最低１時間は歩いている。時々は太平洋を見下ろしながら、山の上の県道を数時間も歩く。こんな散歩が健康の元だろうと思う。

　後は畑の手入れをしたり、新聞雑誌を読んだり、パソコンで遊ぶだけです。
　
　こんな綺麗な海が近くにある。

　こんなお喋りを毎週、遣っている。