土佐一人新聞

　６日の昨夜アメリカから帰国しました。またブログを続けます。

　年末の高知新聞で野田正影氏のニュースだが、イスラエルのキブツの件が報道された。私は５０年も前から、このキブツに興味が有ったのだが、もう消えて無くなっていると思っていたから、これには驚いた。

　キブツとは、一種の社会保障的な共同体で、イスラエルに入植したユダヤ人が創った農業生活主体の共同体で、どの様に運営するのか知りませんが、一種の共産社会なのです。

　こんな共産主義的団体だから理想だが、消えると思っていたが、今でもイスラエルに２７０のキブツが存続しているそうだ。

　２０００年も前に、ユダヤ人が中東から追い払われ、世界をさまよった。各地で嫌われ、迫害を受けて、生き延びて来たのだが、その長い虐殺を受けた経験から、自分達を守る意味での共同体がアッチコッチに出来たそうだ。

　１００年程前から、ユダヤ人達が、中東に段々と集まり始め、それに反対するパレスチナ人と衝突を繰り返しながら、集まったユダヤ人はキブツで集落を作って行った。そして第二次世界大戦後の国家建設と成った。

　そのキブツの基本は各国での虐殺経験から生まれた共同代であるが、私はこんな理想社会は、人間の独善性から、運営が難しいと思って居たのです。

　先ず、真面に働かない人も居るし、各人への報酬はどの様に決めるのか、損になれば誰が被るのか、分からない団体でもある。

　そのキブツが数は少ないが２７０位有るそうだ。

　下は野田正影氏のニュースです。