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カテゴリ:生活
或る雑誌を読んでいると、「隠匿に走る人と、陰徳を積む人がいる」との文章を見た。隠匿とは、何かを隠す意味だし、 陰徳とは、徳を積み上げる事で、素晴らしい人だと思う。そして同じ発音なのに、反対語では無いが、反対語に近い。 その雑誌では、スーパーの万引き犯を捕まえても、また再犯するだけで、犯罪は減らないから、その人を心から反省させ、陰徳を積む様な人に成る様にする方法を述べていた。 つまり防犯カメラで見ると、万引きをする人には、何か少々変わった行動があるそうで、分かるそうだ。そんな人が来店したら、「いらっしゃいませ。何時も何かお探しですか?」 と言うだけだそうだ。 これを繰り返すと、本人も段々と、自分の万引きを店は知っているのだと分かって来る人も居るようで、やはり万引は悪い事だと再認識して、止めて行く人が結構居るそうだ。これは素晴らしい方法だと感じる。
また「義務と権利」も面白い反対語である。 今は、国家に対して、義務を果たさずに権利を主張する時代となった。何か自分さえ良ければ、との我儘な世知辛い時代と成った。 だけど昔ケネデイーが「国が貴方に何ができるかでなく、国に貴方が何をできるかを問うて欲しい」と言った。 これは今の世相と反対であり、権利と義務を旨く言ったものです。
又「畏怖」と「崇敬」も面白い。これは神仏や祖先や自然に対する念である。この念があるから、人間社会は何とか旨く動いている。 子供の頃、何か悪い事をすると、親に「お天道様は見ている」と言われたものだ。だから陰で悪い事をしない様に、そして前に向かって、正しいと思う事をしながら前進する様に育つのだ。
この様に面白い反対語が一杯あるものだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.01.20 06:34:26
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